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ロンドンで反イスラエルの大規模デモ、大使館前を数千人が行進

ロンドンで反イスラエルの大規模デモ、大使館前を数千人が行進
Twitter/Max S

イスラエルとパレスチナのガザ地区との間で紛争が続く中、イギリスの中心部では反イスラエルの大規模なデモが起きた。

 

イスラエル大使館の前をデモ行進

 

現在、イスラエルはガザ地区に対し空爆や砲撃を行い、多数の建物が倒壊して、子供たちを含む多くのパレスチナの人々が犠牲になっている。

 

そんな中、15日にはロンドンの中心部にあるイスラエル大使館の前に、数千人の人々が集まり、ガザ地区への攻撃を非難するデモを行った。

 

デモの主催者は、イギリス政府に対して、イスラエルがパレスチナの人々を攻撃し、抑圧することを止めさせるよう求めたという。

 

またデモに参加した人々は「パレスチナに自由を!」と唱えながら、大使館の前を行進していったそうだ。

 

パレスチナ側の犠牲者の半分は女性や子供

 

イスラエルが5月10日にガザ地区への攻撃を開始してから、すでに139人のパレスチナ人が死亡。またガザ地区の武装勢力「ハマス」などのロケット弾により、イスラエルでも9人が亡くなっているという。

 

イスラエル側は、ガザ地区での犠牲者の中には数十人の武装勢力のメンバーが含まれているとしているが、パレスチナの保健当局は死者の約半数が、女性や子供だと報告しているそうだ。

 

5月15日にも、空爆とロケット弾の応酬が繰り返され、ガザにある難民キャンプでは10人のパレスチナ人が死亡し、イスラエル側でも1人の男性が亡くなっている。

 

「イギリス政府も加担することになる」

 

今回のデモを主催したのは「パレスチナ連帯キャンペーン」などの、複数の団体だ。主催者のスポークスパーソンは次のように語っている。

 

「イギリス政府が、直ちに行動を起こすことが重要です。パレスチナ人に対するイスラエルの残虐な暴力や抑圧が許され、罰せられないままでいることを止めなくてはなりません。ガザへの砲撃は戦争犯罪であり、子供たちを含む市民を殺している。イギリス政府は、イスラエルに軍事的、外交的、財政的支援を続ける限り、これらの行為に加担することになります」

 

このような反イスラエルのデモは15日、ドイツやフランスなど、欧州各地でも行われたという。(了)

 

 

出典元:BBC:Thousands protest in London over Israel-Gaza violence(5/16)

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