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熱波に襲われたギリシャで気温43℃を記録、子供や高齢者に注意が呼びかけられる

熱波に襲われたギリシャで気温43℃を記録、子供や高齢者に注意が呼びかけられる
flickr_Adeel Anwer

地中海に面したギリシャでは、ここ数日、激しい熱波に襲われ、高い気温が続いている。

 

「アクロポリス」も午後は閉鎖

 

ギリシャでは、すでに10日間も熱波に襲われ、今年もっとも熱い時期を迎えており、先日はついに43℃の気温が記録されたという。

 

このため人々は、可能であれば外出せず、家の中にいるよう求められており、ホームレスや高齢者がいる施設には、クーラーを使うよう促されているそうだ。

 

ギリシャで最も有名な観光地の「アクロポリス」には、通常1日に数千人の観光客が訪れるが、現在は高い気温のため、予備的措置として午後は閉鎖されている。

 

1987年には熱波で1500人が死亡

 

ギリシャでは2007年と2000年にも猛烈な暑さを記録しているが、1987年には熱波に襲われ、約1500人が亡くなったという。

 

またギリシャはここ最近、新型コロナウイルスの状況も改善してきたため、徐々に観光業が再開されつつあったそうだ。

 

現在、地元の市民保護機関は、高齢者や子供たちに対し、不必要に太陽を浴びないこと、また特に脱水症状には注意をはらうよう呼びかけている。

 

またこの暑さにより、火災も懸念されており、すでに消防署は3件の火事に対処していると報告。そのうち最も規模の大きなものが、クレタ島での火災だという。

 

世界各地では記録的な気温が観測され、カナダでは6月30日に49.5℃を記録し、3日連続で過去の最高気温を更新。アメリカ北西部も「ヒートドーム」の影響で、気温が上昇している。(了)

 

 

出典元:METRO:Greece bakes in 43C heat with people told to stay indoors and attractions closed(7/1)

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