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イギリス中のスーパーで商品棚がスカスカ、その意外な原因とは?

イギリス中のスーパーで商品棚がスカスカ、その意外な原因とは?
Twitter/Maxiwoo

イギリスのスーパーで、棚から数多くの商品が無くなる事態となり、問題となっている。

 

ツイッターにもさまざまな写真

 

先日からイギリス中のスーパーでは、棚に商品が並べられていない状態が続いているという。

 

実際にツイッターにも大手スーパー「テスコ」や「モリソンズ」の店内の様子が投稿され、果物や野菜のコーナー、冷凍庫などの商品棚がスカスカな状態が映っていた。

 

新型コロナウイルスのパンデミックが始まった当初は、人々がトイレット・ペーパーなどを買い求め、棚から商品が消えることがあったが、今イングランドではロックダウンは行われていない。

 

店員やドライバー不足が原因

 

実はこれ、客が多くの商品を買い求めたのが原因ではなく、荷物を運ぶトラックのドライバーや棚に商品を並べる店のスタッフが不足していることが原因だという。

 

しかもドライバーやスタッフが足りないのは、彼らが新型コロナに感染し、または濃厚接触者となり、自主隔離に入っているからだと言われている。

 

イギリス政府は、ここ最近、新型コロナの感染が拡大しているため、陽性となった人や濃厚接触者に対し、アプリを使って自主隔離をするよう促してきたそうだ。

 

しかしツイッターで、このような空の棚の写真などが投稿され、そのような方針に批判も出始めているとか。英国小売協会のAndrew Opie氏も、次のように述べている。

 

「政府は早急に対応する必要があります。今回のパンデミックで重要な役割を果たしている小売店の従業員やサプライヤーは、2回ワクチンを接種しているか、コビット検査で陰性であることが確認できれば、仕事をすることを許可すべきです。地域の感染者が急増しているため、小売店の健康なスタッフが自己隔離しなければならない数が急増し、小売店の業務に支障をきたしています」

 

イギリス政府は、どのような人が自主隔離の対象になるか明確にしていないため、食品業界からも批判が出ており、「サプライチェーンが『破綻し始めている』」と警告する声が上がっているという。(了)

 

出典元:METRO:Supermarket shelves starting to empty as ‘pingdemic’ hits shops(7/21)

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