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米の竜巻により、1枚の白黒写真が200km離れた場所で見つかる

米の竜巻により、1枚の白黒写真が200km離れた場所で見つかる
Twitter/Katie Posten

先日、アメリカでは竜巻が発生し、大きな被害を出したが、その後一枚の写真がかなり離れた場所で見つかった。

 

車のフロントガラスにあった白黒写真

 

その写真を見つけたのは、インディアナ州の街、ニューオルバニーで暮らす女性、Katie Postenさんだ。

 

彼女によれば12月11日の朝、車道に止めていた自分の車に向かう時、フロントガラスにメモかレシートのようなものが挟まっているのに気付いたという。

 

手に取ってみるとそれは白黒写真で、そこにはヘッドスカーフを身につけた女性が、小さな男の子を膝の上に乗せている姿が映っていたそうだ。

 

また写真の裏面には、「Gertie Swatzell & J.D. Swatzell 1942. 」と書かれていたとか。

 

ケンタッキー州の家族のものと判明

 

当時竜巻は、彼女の家のそばにも近づいていたため、Postenさんは、この写真が竜巻に襲われた家からのものに違いないと判断。持ち主を探すため、ツイッターやフェイスブックに写真を投稿した。

 

その写真は多くの人によってシェアされ、やがて持ち主が判明。Cole Swatzellさんと連絡が取れ、写真がケンタッキー州のドーソンスプリングスに住む家族のものだと教えてくれたという。

 

ケンタッキー州のドーソンスプリングスは今回の竜巻で被害を受けており、Postenさんの住むインディアナ州のニューオルバニーから直線距離で、約209kmも離れている。200kmといえば、日本では東京から静岡、福島、新潟付近にあたる。

 

つまりそこまで一枚の写真が飛ばされていたことになる。

 

過去には370kmも移動した紙屑も

 

ただしこのようなことは決して珍しいことではなく、1920年代に記録されたある事例では、紙くずがミズーリ州の家からイリノイ州南部まで230マイル(約370km)も移動したという。

 

また紙くずは風に乗り、時には地上から3万〜4万フィート(9km~12km)の高さに達することもあるそうだ。

 

Postenさんは今週中に、写真をSwatzell家に返す予定だという。(了)

 

出典元:ABC News:Photo from tornado-damaged home lands almost 130 miles away(12/14)

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