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ウクライナ軍がハリキウでロシア軍を押し戻す、複数の村の解放に成功か

ウクライナ軍がハリキウでロシア軍を押し戻す、複数の村の解放に成功か
Twitter/Armed Forces

ウクライナの北東部の都市・ハリキウ(ハリコフ)で、いくつかの村がロシア軍から解放されたとの情報が伝えられている。

 

17日も激しい攻撃にさらされる

 

ハリキウ地方行政の責任者オレグ・シネグボフ氏によれば、4月17日もハリキウの町はロシア軍の激しい攻撃にさらされたという。

 

特に町の中心部であるSaltivkaの居住区は、昼間からロシア軍の多連装ロケットと大砲による攻撃を受けたそうだ。

 

これにより18の家屋が攻撃され、5階建てのアパートも炎上。20人が負傷し、5人が死亡、民間インフラも被害を受けたという。

 

 

しかしシネグボフ氏は、ウクライナ軍はロシア軍を街の東に押し戻すことに成功し、ハリキウから南東へ40km離れた、いくつかの村が解放されたと主張している。

 

またハリキウのOleh Synehubov州知事も、ウクライナ軍が同州にあるBazaliivka村やLebyazhe村、Kutuzivkaの町の一部を解放し、Mala Rohan村に進軍中だと述べている。

 

村議会も声明で同様の発表

 

同様のことは、ハリキウ南部にある村でも報告された。

 

ボロヴァ村議会が17日に発表した声明によると、ロシア軍はウクライナのハリコフ地方にあるボリブスキィ地区から「徐々に撤退」しているという。

 

ただし村では携帯電話もインターネットも復旧不可能で、電気もガスもない場所があるそうだ。

 

マリウポリの部隊は最後通告を無視

 

一方、ウクライナ南東部・マリウポリ市内の最後の抵抗拠点であるアゾフスタン製鉄所には、ウクライナ人兵士たちが立てこもっており、ロシア側からの降伏か死かの最終通告を無視し、抵抗しているという。

 

ロシア側は、2500人のウクライナ軍と約400人の外国人傭兵が、この製鉄所に潜伏していると推定している。

 

この製鉄所は広さが11平方キロメートル以上もあり、内部にはトンネルが張り巡らされ、そこにウクライナ軍部隊が潜伏していると考えられている。

 

モスクワは17日の正午までに降伏するよう命じ、武器を捨てた者は「命の保証がある」と述べていたが、ウクライナの部隊は、これまでの最後通牒と同様、これを拒否したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Fighters in last Mariupol pocket of resistance ignore surrender-or-die ultimatum – live(4/17)

出典元:CNN:Heavy shelling of Kharkiv but Ukrainians claim advances east of city(4/17)

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