ストリップクラブまでウクライナ支援、ダンサーとして積極採用
ウクライナ支援を標語として掲げ、ウクライナ人ダンサーを大々的に募集するストリップクラブが、アメリカ・ラスベガスに現れた。
「ウクライナ人ストリッパー募集中」
そのストリップクラブは、ネバダ州ラスベガス市郊外の高速15号線沿いにある「Lttle Darlings」。敷地内に設置された大きな広告塔(ポール看板)には、『Now Auditioning Ukrainian Strippers(ウクライナ人ストリッパー募集中)』と大文字で書かれている。
その下には『We Stand With Ukraine(私たちはウクライナを支持します)』という、宣言文めいたものがある。文字の背景は青と黄色のウクライナの国旗だ。
この看板は2週間ほど前から掲示され始めたらしい。すでにウクライナ人女性が3人応募し、オーディションの結果そのうち1人を雇った、とマネージャーのPete Dottoreさんは言う。
アメリカメディアの取材記者が、「これはやりすぎではないか」と質問すると、彼はこう答えた。
「いいえ、そんなことはありません。私たちは、ウクライナ人を支持しているからです。(看板は)断じて彼女らを軽蔑するものではありません。もし私たちにできることがあるとすれば、仕事を提供することがベストの支援だと思います」
なぜウクライナ人管理職を募集しない、という批判
マネージャーが言うベストの支援とは、ストリッパーという仕事の提供だ。これについて、ビジネスオーナー向け交流ネットワーク「Social Register Network」を運営するMary Grace Yniguezさんという人が噛み付いている。
「女性であり有色人種である私としては、どうしてストリッパー以外の選択肢がないのだろう、と思いましたね。Little Darlingsでは、どうして管理職の仕事を提供しないのか。なぜウクライナ人女性のマネージャーを募集できないのか、ということです」
ストリップクラブがウクライナ人女性を搾取している、という見方も当然できるだろう。これに対するマネージャーのコメントに、ある意味本音が垣間見える。
「ストリッパーも1つの仕事ですよ。私たちは女性を搾取したりしていません。男性は搾取しているかも知れないですが……」(了)
出典元:New York Post:Las Vegas jiggle joint ‘stands with Ukraine’ by auditioning strippers from war-torn nation(5/12)
出典元:FOX 5:‘Now Auditioning Ukrainian Strippers,’ ad sign posted outside Las Vegas strip club(5/12)