ベルギー、サル痘に感染した患者に21日間の隔離を導入
国内で確認されたサル痘に対処するため、ベルギーでは患者を隔離する方針を示した。
隔離措置を施す最初の国
そもそもサル痘ウイルスに感染した場合、発疹が消えるまで3週間かかると言う。
このためベルギーのリスクアセスメント・グループ(RAG)と保健当局は、サル痘ウイルスに感染した人は、医師の診断を受け、21日間隔離する必要があると述べた。
これによりベルギーは、サル痘に感染した患者を隔離措置にする、最初の国になったそうだ。
ベルギーでは3人の感染を確認
ベルギーでは、「ダークランズ」と呼ばれるゲイの人のフェスティバルに関連して感染が確認されており、3人の参加者が陽性と判定されたという。
フェスティバルの主催者は「最近他国で発生した事例から、海外からフェスティバルに訪れた人がウイルスを持ち込んだと考える理由がある」と述べている。
ベルギー政府は主催者に対し、「感染者は3週間自己隔離し、肉体的な性的接触を避けなければならない」と警告したそうだ。
イスラエルやスイスでも感染を確認
サル痘は稀なウイルス性疾患で、主にアフリカへ旅行した人が感染すると考えられてきた。
しかし最近、イギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリアなどでも、サル痘の患者が確認されている。
また先日、イスラエルやスイス、オーストリアでも、サル痘患者が見つかったという。(了)
出典元:METRO:Belgium introduces 21-day quarantine for all monkeypox cases(5/22)