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ポーランドでロシア大使に赤い液体をかけた女性、死の脅迫が多数寄せられる

ポーランドでロシア大使に赤い液体をかけた女性、死の脅迫が多数寄せられる
Twitter/Mary Ilyushina

先日、ポーランドでロシア大使に赤い液体をかけた女性に、数多くの脅迫が寄せられているという。

 

ロシア大使にボルシチをかけたウクライナ人

 

その女性とは、ウクライナからポーランドに避難しているイリナ・ゼムリャーナさんだ。

 

彼女は5月9日、対ナチス戦勝記念日に、ロシア軍兵士の墓を訪れた駐ポーランド・ロシア大使であるセルゲイ・アンドレフ氏の顔に、「ビートルート・ボルシチ」をかけたという。

 

その真っ赤なスープは、ロシアの祖国侵略で流されたウクライナの血を象徴していたが、その後ゼムリャーナさんの元には、親ロシアの人間から数多くの脅迫が寄せられたそうだ。

 

殺害も呼び掛けられる

 

ゼムリャーナさんによれば、数分おきに電話がかかってきて、メールの受信箱はスパムで一杯になり、ソーシャルメディアのアカウントでも嫌がらせを受けているという。彼女は次のように語っている。

 

「何千もの脅迫メッセージを受け取っています。こんな大規模な攻撃は見たことがありません。(略)パスポート番号、ウクライナの住所、電話番号、電子メールアドレス、ソーシャルメディアのアカウントなど、私のすべてのデータが、ロシアのテレグラム・チャンネルに投稿され、私の抹殺を呼びかけているのです」

 

それらの脅迫には、彼女を殺す、傷つける、レイプするといった内容もあり、ロシアが認定する「戦争犯罪人」のデータベースにも追加されたそうだ。

 

現実に起こる懸念があると判断

 

このためゼムリャーナさんはポーランドの警察に相談。これらの脅迫のいくつかは現実に起こる懸念があると判断された。

 

そこで警察は、彼女が首都のワルシャワを離れるのを助け、安全な場所に案内してくれたという。

 

しかし結局、身の安全のために2回も避難を余儀なくされたそうだ。(了)

 

 

出典元:METRO:Ukrainian refugee who soaked Russian ambassador in soup ‘getting death threats’(5/18)

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