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ロシア軍の次の標的はスロビャンスクの可能性:英国防省分析

ロシア軍の次の標的はスロビャンスクの可能性:英国防省分析
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ウクライナ東部のルハンシク州を掌握したロシア軍。彼らは西隣のドネツク州に進軍しているが、イギリスの国防省がそれに関し、新たな分析結果を公表した。

 

スロビャンスクの16km地点にいる可能性

 

イギリス国防省は7月6日、新たな分析結果をツイッターに投稿。ロシア軍の次の標的が、ドネツク州北部の都市・スロビャンスクになるとの予想を発表した。

 

現在、ロシア軍(東部と西部の部隊)は、スロビャンスクの北、約16km地点にいる可能性があるという。またロシア軍の部隊は南からも、スロビャンスクに脅威を与えているそうだ。

 

イギリス国防省は「スロビャンスクの戦いが、ドンバス地方をめぐる闘争の、次の重要な争点となる可能性が現実的だ」と述べている。

 

さらに先週、ロシア軍は北西にある都市、イジュームからE40の幹線道路をさらに5kmほど進んだようだが、「ウクライナ軍の極めて強い抵抗に直面している」との見方を示した。

 

リシチャンスク市周辺の村で抵抗

 

一方、ロシアが制圧したと主張しているルハンシク州の都市、リシチャンスクではまだ一部で戦闘が続いているようだ。

 

ルハンシク州のSerhiy Haidai知事によれば、1万5千人の市民が残るリシチャンスク市周辺の村で抵抗が続いているという。

 

ただしロシア軍は焦土作戦を行い、戦闘は苛烈を極めているらしく、Haidai知事も「(映像は)見るに耐えない」とし、「(ロシア軍は)行く手を阻むものはすべて焼き払い、破壊している」と非難した。

 

ロシアが「HIMARS」2機を破壊と主張

 

一方、ロシア国防省は、アメリカがウクライナに提供した長距離ロケット砲システム「HIMARS」2機と、その弾薬庫を破壊したと主張している。

 

しかしウクライナ軍参謀本部は、これを否定。「ロシア国防省の主張は捏造であり、ロシア軍に壊滅的な打撃を与えるために米国が供給したHIMARSを使用している」とツイートした。

 

 

 

またバルト3国の1つ、ラトビアが、ロシアとの緊張が高まる中、兵役の義務化を復活させる予定だと報じられている。

 

ベラルーシとロシアに隣接するラトビアは、NATO軍事同盟に加盟して数年後に、兵役義務を廃止していたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Putin’s forces have made ‘genuine headway’ after capturing Lysychansk, say western officials – live(7/6)

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