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「今後、激しい戦闘になる」ウクライナ政府、南部のロシア占領地にいる住民に避難要請

「今後、激しい戦闘になる」ウクライナ政府、南部のロシア占領地にいる住民に避難要請
Twitter/Defence of Ukraine

ウクライナ政府は、南部のロシア占領地にいる住民に、今後の戦闘のことを考え、避難するよう求めた。

 

ロシア軍司令部2ヶ所を破壊

 

まずウクライナ軍南部統合司令部のナタリア・フメニウク報道官によると、ウクライナ軍は南部へルソン近郊のロシア軍司令部2ヶ所を破壊したという。

 

またウクライナの副首相は7月8日、ロシア占領地である南部のヘルソンとザポリージャ地域の全住民に対し、「あらゆる手段を使って」避難するよう要請。

 

その理由として「ウクライナ軍が領土を解放するために、これらの地域で今後、激しい戦闘になるからだ」と述べたそうだ。

 

ロシア、対艦ミサイルを破壊と主張

 

一方、ロシア国防相は、ウクライナ南部の都市、オデーサでイギリスが供与した対艦ミサイルシステム「ハープーン」2基を破壊したと述べた。

 

この「ハープーン」ミサイルは、ロシア艦隊を攻撃し、黒海封鎖を解除するためにNATOから供与された武器と言われている。ちなみにロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を撃沈したのは、同じ対艦ミサイルの「ネプチューン」となる。

 

しかし今回のロシア国防省の情報は、まだ検証されず、確認もされていない。

 

さらに4基の「HIMARS」を送る

 

アメリカ政府は7月8日、ウクライナへさらに4基の高機動ロケット砲システム「HIMARS」を送ったと明らかにした。

 

アメリカ国防総省高官が記者会見で語ったところによれば、今回の4基の追加により、合計12基の「HIMARS」がウクライナに送られたことになるという。

 

また特に最初に到着した8基の「HIMARS」は、ウクライナ東部のドンバス地方でのロシア軍との戦いにおいて、特に役立ったとの見方を示した。

 

 

さらにアメリカ政府は、4基の「HIMARS」に加え、最大4億ドル(約544億円)の軍事装備と物資を追加でウクライナへ送ることを明らかにした。

 

その追加支援には、戦術車3台や解体用弾薬(demolition munitions)、対砲システム(counter-battery systems)、新たに155mm砲弾1000発が含まれるという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Kremlin warns it is using only ‘small portion’ of potential; fears of Sievierodonetsk humanitarian disaster – live(7/8)

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