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クリミア半島にあるロシアの空軍基地で爆発、ウクライナによる攻撃か?

クリミア半島にあるロシアの空軍基地で爆発、ウクライナによる攻撃か?
Twitter/NEXTA

8月9日、ロシアが占領しているクリミア半島にある空軍基地で、大きな爆発が起きた。

 

「複数の航空弾薬が爆発した」

 

9日の午後、クリミア西海岸のノボフェドリフカにあるサキー軍事基地(Saky military base)から爆発と雲が発生したという。

 

その様子は人々によって撮影されたが、ここはウクライナとの前線から160kmも離れた場所にあるため、攻撃を受けた可能性については疑問視されていたそうだ。

 

その後、ロシア国防省はメディアの「RIAノーボスチ通信」に対し、爆発が現地時間午後3時20分ごろに発生し、保管場所で「複数の航空弾薬が爆発した」と明らかにした。また国防省は、原因を究明中であると述べている。

 

爆発は1時間、1人が死亡

 

爆発当時、近くの海岸で休暇を過ごしていたロシア人観光客が、恐怖のあまりその場から立ち去る姿が目撃されたという。

 

地元の人々は、あるロシアのニュースサイトに対し、爆発が1時間続いたと語っており、ロシアが任命したクリミアの責任者、セルゲイ・アクショノフ氏はこの爆発で、1人が死亡したと明らかにした。

 

2014年からロシアに占領されているクリミア半島は、今回の戦争で直接攻撃を受ける機会は少なかった。

 

ウクライナ側は攻撃を示唆

 

ウクライナ当局はコメントを控えていたが、夕方、大統領顧問の1人、Mikhail Podolyak氏は、今回の攻撃が紛争の新たな局面を告げる可能性を示唆するような発言をした。

 

Podolyak氏は、ウクライナの長期的な目標は「ロシア連邦の非軍事化」だとし、次のように述べたという。

 

「クリミアの未来は、黒海の真珠、ユニークな自然を持つ国立公園、世界のリゾート地となることだ。テロリストのための軍事基地ではない。まだ始まったばかりだ」(了)

 

出典元:The Guardian:Russian airbase on western coast of Crimea damaged in explosions(8/9)

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