Switch news

知っておきたい世界のニュース

ウクライナ軍がイラン製の「神風」ドローンを撃墜、海に浮かぶ動画も公開

ウクライナ軍がイラン製の「神風」ドローンを撃墜、海に浮かぶ動画も公開
Twitter/Анатолій Штефан

ウクライナ軍は9月23日、イラン製のドローンを複数撃墜したと、明らかにした。

 

イランはドローン提供を否定

 

ウクライナ軍によれば、南部のオデーサ港付近の海上で、イラン製の「神風」ドローン4機を撃墜したという。

 

これは標的に体当たりする攻撃型ドローンで、「Shahed-136」と見られている。(下の動画では6機撃墜したと述べられている)

 

 

またウクライナ軍の将校が9月23日にネットに投稿した動画には、撃墜されて海に浮かんでいる別の長距離ドローン「モハジャー6」が映し出されていた。

 

 

そもそもウクライナとアメリカは、イランがロシアに無人機を供給していると非難していたが、イラン政府側はこれを否定してきた。

 

今回の撃墜を受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、イランがウクライナ国民を傷つけていると非難。ウクライナ政府のセルヒイ・ニュキフォロフ報道官も、次のように述べている。

 

「イランのこうした行動は、ウクライナの主権と領土の一体性に反し、ウクライナ国民の生命と幸福に反するステップであると考えられる」

 

イジュームからは436体の遺体を発見

 

一方、ウクライナの東部のドネツク州では、ウクライナ軍が新たな集落を奪還し、東部の町バフムト周辺で陣地を構築しているという。

 

その集落とはドネツク州にあるヤツキフカ村で、現在ウクライナ軍の支配下にあるそうだ。

 

またバフムト周辺もウクライナ軍がコントロール下に置いているが、ロシア軍はその周辺やドネツク州の他の最前線から、攻撃を仕掛けているという。(下はウクライナ軍のHIMARSによる攻撃の様子。時期は不明)

 

 

ただ先日、ウクライナ軍が奪還した町、イジューム郊外にある集団埋葬地からは、436体の遺体が掘り起こされたと発表された。

 

ハルキウ州知事Oleh Synyehubov氏によれば、今回発見された集団埋葬地以外にも、さらに3つの埋葬地があると述べている。

 

「遊びは終わった」

 

一方、ロシアでは部分的動員が行われ、すでに数千人に召集令状が手渡され、さっそく予備役の男性らが集められているという。

 

下の動画では、召集された男性らを前に、将校が「遊び(ゲーム)は終わった」と述べ、「前線に送られる前に2週間の訓練を受ける」と告げている様子が映っている。

 

 

一方、徴兵を逃れるために多くのロシア人が国外へ向かっているとされ、国境付近では車の渋滞が起きているという。

 

この渋滞を避けるためか、ジョージア国境に向かう男性が、キックスケーターを借りて移動している様子もSNSに投稿されている。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russians flee to avoid draft as west says Putin faces ‘major challenges’ to recruit 300,000 – as it happened(9/23)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top