「Just Stop Oil」が『真珠の耳飾りの少女』を標的、しかし失敗か?
イギリスの環境活動団体「Just Stop Oil」が、今度はオランダの美術館で抗議を行った。
禿げた頭を接着させようとするも…
「Just Stop Oil」の2人の活動家らは10月27日、オランダのハーグにある美術館に入り、新たな絵画をターゲットにした。
その絵とは、オランダ人画家のヨハネス・フェルメールが描いた『真珠の耳飾りの少女』だ。
2人のうち1人の活動家は、『真珠の耳飾りの少女』のガラスに、禿げた頭を接着させようとしたという。
そしてなぜか、もう1人の活動家は、禿げた人物にトマトソースのようなものを掛け、自分の指を壁に接着させたそうだ。
しかし禿げた男性は最終的には、絵画に自分の頭を接着させることはできなかったらしい。その様子がこちら。
BREEK – Meisje met de parel van Johannes Vermeer besmeurd in #Mauritshuis. pic.twitter.com/XzAZTOoBv9
— Steven Bakker (@Kolpen) October 27, 2022
その後、オランダ警察はこの美術館で3人を逮捕したと発表。しかし詳細は明らかにしていない。
イギリス国内では1カ月も抗議
「Just Stop Oil」の活動家は、石油やガスのプロジェクトを停止するよう政府に要求しており、イギリス国内ではすでに1カ月以上も活動しているという。
また先日は、ドイツの環境団体「Letzte Generation(最後の世代)」の活動家が、ポツダムにあるバルベリーニ美術館に入り、モネの絵画にマッシュポテトをぶちまけた。
またこのような抗議活動はイタリアでも行われ、今年の7月にはフィレンツェのウフィツィ美術館で、活動家がボッティチェッリの名画『春』に自らを接着させている。(了)
出典元:METRO:Protesters target ‘Girl with a Pearl Earring’ painting in Dutch museum(10/27)