英放送局がある女性の死から遺体解剖までを記録、番組で放送予定
イギリスの公共放送が、ある女性の死から検死までを記録し、ドキュメンタリー番組で放送することになった。
涙腺の癌にかかり死亡
その女性とは、2人の子供の母親だったトニ・クルーズさん。
彼女は2016年に、非常に珍しい涙腺の癌と診断され、片目を失った後、2020年8月に30歳で亡くなったという。
イギリスの公共放送「Channel 4」は、クルーズさんの生前から死に至るまで、また彼女の遺体の解剖の様子も記録し、放送するそうだ。
放送局は、このような試みは世界初だと述べている。
In a TV first, My Dead Body tells the incredible story of Toni Crews, who died of cancer, narrated in her own words as her body is dissected.
Tonight at 10pm, Stream Free on All 4. #MyDeadBody pic.twitter.com/Fvr9grkDVL
— Channel 4 (@Channel4) December 5, 2022
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約200年ぶりの出来事
このドキュメンタリー番組では、クルーズさんの声を音声複製技術で再現。SNSへ投稿する様子や、子供たちへの手紙の内容などが彼女の声で読み上げられるという。
すでにプロモーション動画は公開されており、その中でクルーズさんは、自分の病気についてもっと知ってもらいたいという思いから、遺体提供を申し込んだ、と明らかにしているそうだ。
このように遺体が公開で解剖されるのは、180年前に記録が始まって以来、イギリスでは初めてで、約200年ぶりの出来事だと言われている。
また番組では、家族により、クルーズさんの勇敢で面白く、粘り強い性格も紹介される予定だという。(了)
出典元:METRO:Woman prepares to have her corpse publicly dissected on live television: ‘I’d love for people to learn from my illness’(12/5)