ヨーロッパにも謎の飛行物体が出現、戦闘機がスクランブル発進
ヨーロッパの空域にも、未確認の飛行物体が現れ、調査が行われた。
戦闘機が調査のために向かうも…
その飛行物体が現れたのは2月14日、場所はルーマニアとモルドバ上空で、「気象観測気球のような」謎の物体が出現したとの報告があったという。
当初、この飛行物体は、ルーマニア領空において高度約3万6000フィート(約1万1000m)の地点で、レーダーシステムによって検出されたそうだ。
その後、ルーマニア国防省は、NATOの指揮下にあるジェット機2機を南東部の上空に投入。飛行物体を探すため、戦闘機「MiG-21 LanceR」がスクランブル発進したという。
しかし不思議なことに、2機の航空機の乗組員は、視覚的にも搭載されたレーダーでも、空中目標の存在を確認できなかったそうだ。
モルドバでは空域を一時的に閉鎖
一方、モルドバでは、北部のウクライナとの国境付近で、「気象観測気球のような」物体を目撃したという。
このためモルドバの航空局は、領空域を一時的に閉鎖。「気象条件と、物体とその飛行経路を監視し、特定することが不可能であることから、一時的に領空を閉鎖する決定を下した」と述べた。
しかしこの措置により、多数のフライトがキャンセルされたり、予定が変更されたりしたという。またルーマニアに迂回した航空便もあったそうだ。
アメリカやカナダでも先日、未確認の飛行物体が見つかり、撃墜された。
ただ今回、ルーマニアとモルドバ両国とも、物体がどこから来たのかについては述べていない。(了)
出典元:METRO:Jets scrambled to ‘balloon-like’ object spotted in European airspace(2/14)