メキシコの大統領が「精霊」だと主張する画像を投稿、人々が困惑
メキシコの大統領が先週末、ある写真をツイッターに投稿し、人々がさまざまな反応を示している。
森の精霊の写真だと主張
その大統領とは、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏だ。
彼は2月25日、マヤ文明の遺跡の彫刻の写真とともに、目が光っている謎めいた動物の写真をツイッターに投稿したという。
その上でアンドレス・マヌエル大統領は、次のようにコメントした。
「我々が監修したマヤ鉄道工事の写真を2枚シェアします。1枚は3日前にエンジニアが撮影した、明らかにアルクセ(aluxe:精霊)のもの。もう1枚は、ディエゴ・プリエト氏によって撮影された、エク・バラム遺跡にある先ヒスパニック時代の彫刻の写真です。すべてが神秘的ですね」
9000件以上もリツイート
アルクセとは、マヤ文化の神話上の森の精霊で、言い伝えによれば、普段は人の目に見えないが、姿を現すことができるそうだ。
投稿された写真には、木の上で髪の毛のようなものに覆われ、光る眼を持つ動物を思わせる姿が映っていた。
このツイートは25日に投稿されてから、多くの人の注目を集め、9000件以上もリツイートされている。
本当はテナガザルの写真か?
また投稿には3.4万件以上の「いいね」が付けられており、このような写真をツイートする大統領に親しみを感じた人もいたようだ。
しかしあるユーザーは「メキシコの大統領が精霊を投稿しているなんて(笑)」とコメント。
別のユーザーは、精霊と称する写真が2021年にメキシコの町、Nuevo Leónで撮影されたもので、その年の12月にタイで話題になったものだと指摘。
多くのユーザーも、この精霊と思われるものは実際には、テナガザルかラングールザルだと考えられていると主張したそうだ。
その上であるユーザーは大統領に対し「もしあなたが、(この写真を精霊だと)信じたらバカ、嘘だと分かって(投稿したの)なら悪意がある」とコメントしている。
また大統領が精霊だと信じて投稿したことについて、嘆き悲しむ声も寄せられたという。(了)
出典元:.MailOnline:Mexican president sparks social media frenzy by sharing photo of creature he claims is an ELF sitting atop a tree(2/26)