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米議会で未確認飛行物体に関するヒアリング、謎の球体の映像を公開

米議会で未確認飛行物体に関するヒアリング、謎の球体の映像を公開
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アメリカの議会で軍事小委員会が開かれ、そこで新たな謎の飛行物体の映像が公開された。

 

中東や南アジアで撮影された映像

 

4月19日、上院で軍事小委員会のヒアリングが行われ、国防総省に属する「全領域異常解決事務所(AARO)」が、未確認物体の報告を行った。

 

この事務所の責任者であるショーン・カークパトリック氏はヒアリングで、2つのUAP(説明不可能な異様な現象:Unexplained Anomalous Phenomena)が飛行する動画を公開した。

 

最初の動画は2022年7月12日に中東で撮影されたもの。それがこちら。

 

 

もう1つの動画は、2023年1月15日に南アジア上空で撮影されたものと言われている。

 

白、銀、または半透明の金属製

 

ヒアリングの中で、カークパトリック氏は現在、同事務所が軍関係者から報告された650件以上のUAP事件を調査しているとした。

 

これは今年1月に報告されたUAPの調査件数、510件からさらに多い数字となる。

 

カークパトリック氏によると、UAPの報告のほとんどは、軍用機の制御空域である高度1万5000フィート(約4600m)から2万5000フィート(約7600m)の間で発生しており、いずれも同様の傾向があるという。

 

また報告された物体の52%は「円形または球形」とされ、残りは他の形状に分類されるそうだ。

 

丸い物体のほとんどは、大きさが1~4メートルで、「白、銀、または半透明の金属製」と説明され、速度は静止状態から音速の2倍の範囲と考えられている。

 

ただしカークパトリック氏は、ヒアリングで次のように述べている。

 

「今日強調したいのは、UAP報告のうち『異常』と表現されるような兆候を示すのはごくわずかな割合に過ぎない、ということです。AAROに報告された未確認物体の大半は、気球、無人航空機、乱気流、自然現象、またはその他の容易に説明できる原因による、ありふれた特性を示しています」

 

その一方で、カークパトリック氏は、解決されていないUAPについて、「前回の報告書と同様に、未解決の事件が多いのは、調査官の検討に役立つデータが不足しているためです」と述べている。(了)

 

出典元:ABC News:Pentagon’s ‘UFO’ tracking efforts still find no alien origins(4/20)

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