「Chat GPT」の開発者たちが、AIから人類を救う「ターミネーター・チーム」を結成
AIチャットボット「Chat GPT」の開発者たちが、人類を救うため、新たにチームを結成した。
人類に脅威をもたらす可能性を危惧
そもそも「Chat GPT」の開発者たちは、人工知能(AI)システムが賢くなるにつれ、人類に脅威をもたらす可能性を危惧しているという。
このため「Chat GPT」を生み出した「OpenAI」社は先週、ブログの記事で、「超知能」を持つAIへのリスクに焦点を当てた新しいチームを結成すると発表した。
このチームは、「OpenAI」社のチーフ・サイエンティストであるイリヤ・スーツケバー氏と、AIの長期的な問題に焦点を当てた研究グループ「アライメント・ラボ」の代表であるヤン・ライク氏によって率いられるそうだ。
「暴走を防ぐための解決策はない」
ブログの中で彼らは、次のように述べている。
「AIは世界で最も差し迫った問題の多くを解決するのに役立つ可能性がある一方で、超知脳を持つAIは、人類の無力化、あるいは人類の絶滅につながる可能性さえある。超知脳を持つAIの出現は遠い未来のように思えるが、OpenAIは、10年以内に登場する可能性があると信じている。このようなAIはどんな人間よりも賢く、我々の存在に深刻な脅威をもたらす可能性がある。SFスリラー映画『ターミネーター』のスカイネットが自我を持ち、人類を絶滅させることを決意するようなものだ。現在のところ、超知能的なAIを操り、制御し、その暴走を防ぐための解決策はありません」
新しいチームは「スーパーアライメント」と呼ばれ、4年以内に、超知能AIを監督できる人間レベルの知能を持つAIの開発を計画しているという。
つまり基本的には、『ターミネーター2』のシュワちゃんのような「善良な」AIのチームによって、悪のAIが人類を殺すのを防ぐことになるそうだ。
そして現在、「OpenAI」社は、このチームに加わる人材を募集しているという。(了)
出典元:METRO:ChatGPT creators form ‘Terminator’ team to protect humanity from AI apocalypse(7/7)