Switch news

知っておきたい世界のニュース

「ワグネル」が大量の武器をロシア軍に引き渡す、豪もウクライナに支援

「ワグネル」が大量の武器をロシア軍に引き渡す、豪もウクライナに支援
Twitter/Mike Eckel

民間軍事会社「ワグネル」が所有していた大量の武器と弾薬が、ロシア正規軍に引き渡された。

 

国防省が動画を公開

 

ロシア国防省によれば、「ワグネル」の数百台の戦車と、2500トン以上の弾薬を含む2000以上の装備を受け取ったという。

 

ロシア国防省は7月11日に、「ワグネル」のものと思われる武器のいくつかを検査する動画を公開した。

 

「ワグネル」は数百台の戦車や大砲だけでなく、対空兵器なども持っているとされ、国内で反乱を起こした際にも、ロシア正規軍との戦闘で、ヘリコプター6機と輸送機1機を撃墜している。

 

取り決めの一部を履行か

 

「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は、ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介で、安全な亡命と引き換えに、「正義の行進」と呼ばれる反乱を止めることになった。

 

そしてロシアのプーチン大統領も、「ワグネル」が国内で解体され、戦闘員たちは国防省と契約するか、ベラルーシに行くこともできると約束した。

 

今回の武器の引き渡しは、プリゴジン氏とロシア政府との間の取り決めの一部が、実行されていることを表しているのかもしれない。

 

「ブッシュマスター」を追加供与

 

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は7月12日、リトアニアで開催されたNATO首脳会議において、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談。

 

ウクライナを支援するため、さらなる軍事援助を約束し、装甲車「ブッシュマスター」を30台、追加供与することを発表した。

 

オーストラリアは以前から、90台の「ブッシュマスター」を供与すると約束しており、今回で合計120台となる。

 

flickr_ResoluteSupportMedia

 

また今週、オーストラリア政府は、ウクライナの空域に空軍の「E-7Aウェッジテイル」を展開すると発表している。

 

「E-7Aウェッジテイル」は空中早期警戒機で、長距離偵察レーダーやデータ通信システムを組み合わせ、400万平方キロメートルの面積をカバーできるという。(了)

 

出典元:The Guardian:Wagner has handed over thousands of tonnes of weaponry, says Russia(7/12)

出典元:The Guardian:Australia to give Ukraine another 30 Bushmaster military vehicles(7/12)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top