Switch news

知っておきたい世界のニュース

別れを惜しまれる青い鳥。一方で新ロゴのデザイナーはすでに解雇か

別れを惜しまれる青い鳥。一方で新ロゴのデザイナーはすでに解雇か
Twitter/martin grasser

2023年7月25日、数多くのTwitterユーザーが悲しみを抱えている。長年親しんできた、青い鳥のロゴマークが、無機質なXに変わってしまったのだ。

 

悲しんでいるのはTwitterユーザーだけではない。かつてのロゴのデザイナーであるMartin Grasser氏も、デザインに込めた思いをツイートし、ユーザーの共感を呼んでいる。

 

2012年にたった3人でつくりあげた

 

それでは彼のツイートを見ていこう。

 

 

今日この日、私たちは偉大な青い鳥とお別れすることになります。

このロゴは2012年にTodd WaterburyとAngy Che、そして私の3人のチームによってデザインされました。

ロゴは、シンプルでバランスが取れており、どんなに小さいサイズでも読めるようにデザインされています。小文字の「e」に似ていますね。

 

 

新しい鳥が欲しいということ以外には、基本的な方針はありませんでした。ただし、Apple や Nike のロゴと同じくらい素敵でなければいけません。Twitter は飛ぶガチョウのロゴを作っていましたが、ジャック(Twitterの創業者)はもっとシンプルなものを望んだのです。

 

 

そこで鳥の描画を始めました。形を理解するのには最も簡単な方法の1つです。

同時に、鳥の動きも捉えようとしていました。横向きの姿から、お腹を丸くすることに。それが、3番目と4番目のスケッチです。

 

 

私たちが好んでいたのは、円を使ってデザインをするやり方です。鳥のロゴには中立性と単純さがあるべきだと感じました。

そこから時間を費やしたのは、あらゆる細部まで完璧に仕上げることです…。その結果、バランスが取れていて、最小のサイズでも鳥として見えるデザインができあがりました。

 

 

その鳥は3 月に承認され、2012年5月に発表されることに。

それから11年間、この青い小鳥は多くのことを成し遂げたのです。

 

青い鳥に別れを告げる人々

 

11年間という長い間、Twitterユーザーに寄り添ってくれた青い鳥に対して、「青い鳥は、ロゴ以上の存在だった」「泣きそう。青い鳥はどこに行ったの?」など、人々から数多くのお別れの声が寄せられている。

 

このツイートは投稿から2日間も経たないうちに、17万件のいいねが寄せられており、閲覧数は1000万回を超えている。

 

新ロゴのデザイナーは解雇か

 

一方で、新ロゴのデザイナーだというAlex Cohen氏は、7月24日にこのようなツイートを投稿している。

 

 

今日、Twitterを解雇されました。Xの新ロゴを制作する責任ある立場のデザイナーだったのですが。会社で働いた2.5週間で、たくさんのことを学びました。次なる挑戦が楽しみです。もし独学で学んだジュニアデザイナーを探している方は、DMをください。グラフィックデザインは私の情熱です!

 

真偽のほどは明らかではないが、すでに彼のもとには新しいオファーが届き、転職先も無事に見つかったそうだ。

 

Cohen氏は、11年後にXのロゴに愛情のあるツイートをするだろうか。(了)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top