「スレッズ」の利用者が半減、その理由とは?
Meta社のマーク・ザッカーバーグCEOは、同社の新しいSNS「スレッズ」の利用者が半数以上減少したと明らかにした。
「半分でも定着してくれれば最高」
「スレッズ」は7月初旬に立ち上げられてから、わずか5日間ほどで、1億人以上のユーザーを獲得したという。
しかしザッカーバーグ氏は先日、ユーザー数が急落し、半数以上も減ったことを認め、次のように語った。
「1億人以上が登録した場合、理想を言えば、その全員、あるいは半分でも定着してくれれば最高です。しかし、私たちはまだそこに到達していません」
ただザッカーバーグ氏は、この状況を「通常のこと」とし、「アプリに新機能が追加されるにつれて、定着率が改善することを期待している」と述べたという。
機能が限られていると批判
実は、「スレッズ」は立ち上げられた当初、機能が限られていると批判されてきたそうだ。
その後、Meta社は、「フォロー中」と「あなたへのフィード」を分けるなどの新機能を追加し、投稿をさまざまな言語に翻訳する範囲を広げたという。
Meta社のチーフ・プロダクト・オフィサーであるクリス・コックス氏は、スタッフに対し「現在、人々をこのプラットフォームに引き戻すために、より多くの定着を促進するフック(仕掛け)を追加することに注力している」と語ったそうだ。
その仕掛けについて彼は、「インスタグラムのアプリを使用している人々が、重要なスレッズの投稿を見ることができるようにする」といった例を挙げた。
この2つのプラットフォームは密接に結びついており、「スレッズ」に登録するためには、ユーザーは「インスタグラム」のアカウントを持っている必要がある。(了)
出典元:BBC:Mark Zuckerberg: Threads users down by more than a half(7/28)