X_Shailendra Pandey

パキスタンの北西部、カイバル・パクトゥンクワ州で政党の集会を狙った爆発があり、数多くの人々が死亡した。

連立与党の保守政党の集会で

その爆発が起きたのは7月30日、場所はアフガニスタンと国境を接する、カイバル・パクトゥンクワ州のバジャウル地区とされている。

その日の午後、そこでは連立政権を組む保守政党「ジャミート・ウレマ・イ・イスラム（Jamiat Ulema-e-Islam：JUI-F）」の支持者500人以上が、選挙に向けた大会のために集まっていたという。

しかし突然、会場で爆発が発生。これにより44人が死亡、200人近くが負傷したそうだ。その瞬間がこちら。

#Pakistan: At least 35 killed, 200 injured in suicide #blast targeting JUI-F workers in Bajaur
Video might be of this incident pic.twitter.com/1U2iicttra

— Shailendra Pandey (@shailfilm) July 30, 2023

Warning graphic!!!

Another Clear angle; Moment of explosion in Bajaur, where a suicide bomber detonated his explosive vest right in the middle of the gathering, near the stage of JUI Maulana Fazal Rahman Party, which took the lives of 50+ and hundreds wounded‼️ pic.twitter.com/SrZeFYhHVY

— Aqssss (@AqssssFajr) July 30, 2023

10月に総選挙を予定

警察はその後、この爆発が自爆テロによるものだと発表。しかし現時点では、まだ犯行声明は出されていない。

パキスタンでは現在、10月に予定されている選挙に向けて、支持者を動員するための政治集会や会合が全国で開催されているという。

またパキスタン政府は今後数週間で議会を解散する予定で、各政党は選挙運動の準備を始めていたそうだ。

「JUI-F」党はイスラム教の聖職者であるファズル・レーマンが党首であり、彼は激情的な強硬派として政治家のキャリアをスタートさせたという。

しかし最近は、世俗政党と同盟を結ぶために、政治的イメージを軟化させているそうだ。

パキスタンのシェバズ・シャリフ首相とアリフ・アルヴィ大統領も、今回の襲撃事件を非難。負傷者と遺族に可能な限りの援助を提供するよう、関係者に要請したという。（了）

出典元：The Guardian：At least 44 killed in blast at political rally in Pakistan(7/30)