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ロシア軍がウクライナ北東部の村をミサイル攻撃、ハルキウ州で51人が死亡

ロシア軍がウクライナ北東部の村をミサイル攻撃、ハルキウ州で51人が死亡
X_@ZelenskyyUa

ロシア軍が、ウクライナ北東部・ハルキウ州にある村をミサイルで攻撃し、数多くの市民が殺された。

 

弾道ミサイルが、カフェや食料品店を直撃

 

ウクライナ当局によれば10月5日、ハルキウ州のHroza村に対し、ロシア軍がミサイル攻撃を行い、6歳の男の子を含む少なくとも51人が死亡したという。

 

ロシア軍の弾道ミサイル「イスカンデル」は、村にあるカフェや食料品店などを直撃。当時、付近ではお通夜(もしくは追悼行事)が行われており、多くの人がこの攻撃に巻き込まれたそうだ。

 

ハルキウ地方軍政部の報道官は、ウクライナの公共放送「Suspilne」において、この攻撃により、ロシアの侵攻以来、ハルキウ地方では最も多くの死者が出たと語った。

 

「意図的に狙った攻撃」だと非難

 

スペインのグラナダで開催された欧州政治共同体の首脳会議に出席していたウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が「意図的にカフェなどを狙った」と非難。

 

「ロシア軍は自分たちがどこを攻撃しているのか、知らなかったはずがない。これはやみくもな攻撃ではない」とし、意図的に民間施設を狙ったと非難した。

 

またゼレンスキー大統領は、首脳会議の前に「私たちはウクライナで勝利し、プーチンがこの侵略を。他の国に拡大できないようにしなければならない。だからこそ重要なのは、我々の団結であり、全ヨーロッパの団結と連帯は、揺るぎないものでなければならない」と語ったという。

 

国連人権高等弁務官も、ロシア軍によるHroza村への攻撃を非難。Volker Türk国連人権高等弁務官は、「ハルキウ地方のHroza村を襲った、この20ヶ月で最も犠牲者の多い今日の襲撃事件に衝撃を受け、悲しんでいる」と述べた。

 

プリゴジン氏の死の原因を説明

 

一方、ロシアのプーチン大統領は10月5日、民間軍事会社「ワグネル」のトップだったエフゲニー・プリゴジン氏の死亡について、機内にあった手榴弾が原因だとの見方を示した。

 

プリゴジン氏は8月23日、プライベートジェット機に乗って、サンクトペテルブルクへ向かっていたが、その後機体が爆発し、墜落。「ワグネル」の他の幹部2名などと共に、死亡が確認された。

 

プーチン大統領は、この事故の調査委員会から報告を聞いたとし、「墜落で死亡した人々の遺体から手榴弾の破片が発見された。機体に外部からの衝撃はなかった」と発言。当初、ミサイルで機体が撃墜されたとの憶測を否定した。

 

しかしまだ、調査委員会からの正式な発表はされておらず、プーチン大統領も手榴弾がどうして爆発したのかも、明らかにしていない。(了)

 

出典元:The Guardian:Zelenskiy says deadly village missile attack was ‘no blind strike’ – as it happened(10/5)

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