ロシアの一流セレブたちが、「ほぼ裸」のパーティーでスキャンダルに
モスクワのクラブで先週開かれたパーティーが、ロシア国内でスキャンダルになっている。参加者の姿が、ロシアの文化にそぐわないというのだ。
ドレスコードは「ほぼ裸」
モスクワのナイトクラブ「 Mutabor」で開かれたそのパーティーは、ドレスコードが「ほぼ裸」だったと報じられている。参加者には、ロシアの著名ラッパーやポップスター、女優らをはじめ、2018年に大統領候補となったテレビキャスターのKsenia Sobchakさんがいた。
パーティーを主催したのは、テレビ番組のパーソナリティとして有名なAnastasia Ivleevaさんという女性。彼女のインスタグラムに、会場で撮影された写真や動画が掲載されているほか、ロシア発のメッセージアプリ「テレグラム」にも投稿されている。
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現地メディアによれば、パーティーの2日目に警察の手入れがあったとのこと。逮捕者は出なかったが、その日以降、パーティー参加者の身なりがおとなしくなったと報じられている。
ロシアの伝統的価値観に反する
このパーティーは、ロシアの政治家や活動家たちから非難された。
例えば政治家のMaria Butina氏は、ロシアの伝統的価値観に反するという点と、LGBTQ+を推奨している点から、ロシアの法律に違反するのではないかと言い、内務省に調査を求めている。
また、圧力団体「Free Internet League」のリーダーであるYekaterina Mizulina氏は、テレグラムに次のような投稿をした。
このようなパーティーは、ロシアが追求するポリシーを台無しにするものだ。参加者たちは国民とは別の世界に生きている。こういった人たちは、国家レベルで排斥されるべきだ。
主催者のIvleevaさんは、批判を寄せる人たちを揶揄して、「西欧の痩せた美しいモデルを見るのは好きなくせに」同じものがロシア国内にあると眉を顰めるのだ、と述べている。(了)
出典元:Newsweek:Russia’s Celebrity-Filled ‘Almost-Naked’ Party Sparks Outrage(12/21)
出典元:NDTV World:Outrage Over “Almost Naked” Party In Russia Attended By Many Celebrities(12/22)