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イランが「ヒズボラ」に、イスラエル北部への大規模攻撃を許可か

イランが「ヒズボラ」に、イスラエル北部への大規模攻撃を許可か
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イランの高官が、ヨルダンにいるイスラム・シーア派武装組織「ヒズボラ」に対し、イスラエルへの攻撃を激化させる許可を出したとの情報が出ている。

 

「ラファの次はレバノン南部」

 

「アラビア・ポスト」紙は2月28日、イランとレバノンの高官らの話として、イラン政府が「ヒズボラ」に対し、イスラエル北部国境沿いでの攻撃をエスカレートさせる許可を出したと報じた。

 

その報道によれば、イラン政府はこれまで「ヒズボラ」に対して、イスラエル軍がガザ地区南部の都市、ラファへの攻撃を意図していると確信できた時のみ、イスラエルへの大規模攻撃を許可していたという。

 

しかしイラン政府は、イスラエル軍がラファへ侵攻した後、次の標的が「レバノン南部」になるとの見方が示されたため、今回「ヒズボラ」に許可を与えたそうだ。

 

攻撃の「自由」を与えるよう要請

 

イラン革命隊防衛隊の関係者によれば、2月26日に革命防衛隊「コッズ部隊」のエスマイル・カーニ司令官が、「ヒズボラ」の指導者のハッサン・ナスララ師を訪問し、最新の動向について話し合ったという。

 

この会合は、イスラエル軍がレバノン南部の「ヒズボラ」に対し、大規模な攻撃を開始するとの情報がもたらされたため、ナスララ師の要請で行われたそうだ。

 

会合において、ナスララ師はカーニ司令官に対し、イスラエルの攻撃があると確信していると伝え、「攻撃の方法について、自分たちに完全な自由を与える」よう要請したという。

 

「忍耐」を求めてきたイラン

 

実はイラン政府は、「ヒズボラ」に対して、イスラエルとアメリカの挑発に乗らず、「戦略的忍耐」を保つよう求めてきた。

 

このためカーニ司令官は、「ヒズボラ」が2月14日に、イスラエル北部の都市、サフェドへロケット弾を発射し、医療センターに命中させたことに対し、不支持さえ表明していたそうだ。

 

また別のロケット攻撃では、イスラエル軍の基地に命中し、イスラエル兵1人が死亡、10人が負傷したという。(了)

 

出典元:JPost:‘Lebanon will be next’: Iran greenlights Hezbollah attack on Israel – report(2/28)

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