シカの群れが延々と道路を横断、車のドライバーも困惑【動画】
イギリスで、交通量の多い道路を、シカの群れが延々と横断する様子が撮影された。
イングランド東部の高速道路で撮影
その映像が撮影された場所は、イングランド東部、リンカンシャーを通る高速道路「A15」号線だとされている。(撮影された日時は明らかになっていないが、動画は3月12日にSNSに投稿されている)
車載カメラで撮影された映像には、無数のシカの群れが道路を横断し、車が待ち続ける様子が映っていた。
しかも動画を投稿した人によれば、撮影を始めた時は、すでに3分の2のシカが横断した後だったという。
#A15 #Lincolnshire this morning. My friend who filmed it said he estimated two thirds had already crossed before he started recording. #deer @looknorthBBC @ChrisGPackham @_JoelAshton @LincsWildlife pic.twitter.com/M5OHvOgz4U
— Chris (@ChrisGoGodfrey) March 11, 2024
議員がオオカミの再導入を提案
この映像を見た保守党の議員は、イギリス国内にオオカミやオオヤマネコを再導入するよう訴えたそうだ。
そもそもイギリスではシカの個体数が近年急増し、推定200万頭となり、これまでにないほど増えているという。
個体数が急増した理由の一部は、天敵がもはや存在しないこと。オオカミはシカの天敵で、かつてはイギリスに広く生息していたが、18世紀末までに狩猟により絶滅してしまう。
しかしシカによる農作物の被害が増えているにも関わらず、農家はオオカミを再導入するという提案に反対しているそうだ。
反対の理由として、オオカミが人間やペットにも危険であり、家畜を襲うことが挙げられている。(了)
出典元:MailOnline:Moment dozens of deer stop traffic by running across busy road – as Ben Goldsmith says re-introducing wolves and lynx would stop them in their tracks(3/14)