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野生のカワウソが母子を波止場で襲撃、子供が水中に引きずり込まれる

野生のカワウソが母子を波止場で襲撃、子供が水中に引きずり込まれる
flickr_Mark Gunn

アメリカで野生のカワウソに、母親と幼い子供が襲われる出来事が起きた。

 

歩いていた母子を突然、襲撃

 

母子が襲われたのは9月12日、場所は北東部ワシントン州の町、ブレマートンのマリーナとされている。

 

その日の朝、波止場を歩いていた母親と幼い子供を、カワウソが襲撃。子供はカワウソに引きずられ、短時間水中に落とされたという。

 

しかし、その後まもなく子供は海面に浮上。母親が素早く、子供を引き上げ、その場から逃げたそうだ。カワウソは尚も、2人を追いかけ続けたという。

 

母親の素早い行動で、子供は軽傷

 

ワシントン魚類野生生物局によると、子供は頭のてっぺんや、顔、足にひっかき傷や噛み傷を負い、母親は襲撃時に腕を噛まれたという。

 

その後、子供は地元の病院で治療を受けたが、母親の素早い行動のおかげで、軽傷で済んだとされている。

 

ワシントン魚類野生生物局は事件後、このカワウソを殺処分するとの方針を決定。やがてカワウソ1頭が現場で捕らえられ、狂犬病など、さらなる検査のため、研究所へ搬送されたそうだ。

 

カワウソはワシントン州全域に生息しており、淡水、汽水域、または海水域でよく目撃されるという。

 

ワシントン州では、過去10年間に人間とカワウソの事故が、6件記録されている。

 

またワシントン魚類野生生物局は「カワウソと遭遇することは稀ですが、カワウソには縄張り意識があり、他の野生動物と同様、本質的に行動は予測不可能です」と注意を呼び掛けている。(了)

 

出典元:ABC News:River otter attacks mother, child while walking on marina dock: Officials(9/14)

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