Instagram/kirkprice_and revealcellcam

森の中を二本足で立って歩き回るクマの姿が、アメリカ·ウエストバージニア州の山中に設置されたトレイルカメラに映っていた。

二足歩行で生活するクマ

トレイルカメラは、ウエストバージニア州南西部のアパラチア山脈に設置されたもの。設置した猟師のKirk Priceさんが、先週、そのクマが映っているのを発見した。

「彼（クマ）は日頃ほとんど姿を見せず、実際に見ることはほとんどできないんです」とPriceさんはメディアに話す。「彼は山の中に住んでいて、信じられないかもしれませんが、とても広い範囲を動き回っています。行動半径は大体5マイル（約8km）くらいです」とのことだ。

Priceさんがインスタグラムにアップした動画には、その黒クマが後ろ足だけで歩き回ったり、前屈みになって地面に鼻を近づける様子が映っている。

 

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生まれつき前足がない？

このクマの存在は以前から知られており、Priceさんをはじめ、数人の猟師や登山者が過去に目撃しているそうだ。

動画を見た人たちからは、クマの前足がないのは猟師のせいではないかという声が上がっている。

Priceさんが2022年にこのクマと遭遇した時、欠損した前足をよく見ることができた。短い上腕の先端はきれいに丸まった状態だったため、切断されたのではなく、生まれながらの奇形だろうとPriceさんは考える。そして「その大きな困難を乗り越えて生きていることが、本当に素晴らしい」と言う。

Priceさんが最初にこのクマを発見したのは2018年。「その時は今より体が小さく、今はその2倍くらいの大きさになっています。当時から単独で歩き回っていて、子グマではありませんでした」と話す。

子グマは大抵2才くらいになるまで母グマと暮らすものなので、この2足歩行のクマの年齢は8才くらいと推測できるそうだ。（了）

出典元：USA Today:Trail camera captures ‘truly amazing’ two-legged bear in West Virginia: Watch(9/17)
出典元：New York Post:‘Special’ two-legged bear spotted walking through West Virginia woods(9/18)