【米大統領選】激戦州の投票所に偽の爆破予告、ロシアの工作員が関与か?
アメリカで大統領選挙の投票が進められる中、複数の州の投票所に対し、爆破予告が行われた。(アイキャッチはイメージ)
ジョージア州で2つの投票所に爆破予告
激戦州のジョージア州では11月5日、少なくとも2つの投票所が爆破予告を受け、人々が避難を余儀なくされたという。
その後、この爆破予告はデマだと判明。30分後には、投票所が再び開かれたそうだ。
ジョージア州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官は、この爆破予告はロシアの工作員が関与したと主張。記者団に対し、次のように述べた。
「彼ら(ロシア)は、悪戯を企んでいるようだ。彼らは、私たちがスムーズで公正かつ正確な選挙を行うことを望んでいない」
ジョージア州では先月も、州のウェブサイトにある不在者投票を申請できるページがサイバー攻撃の標的にされ、DDoS攻撃を受けたという。
3つの州でも爆破予告
FBIも声明で、いくつかの州の投票所に対する爆弾テロの脅威を認識しているとし、その多くは、ロシアの電子メールのドメインから発信されたと明らかにした。
フロリダ州やミシガン州、ウィスコンシン州といった主な激戦州の投票所も、爆破予告を受けたと見られている。
ミシガン州では、いくつかの投票所で爆破予告が報告されたが、その後信憑性がないと判断され、州知事も確認したそうだ。
またFBIは、テロの脅威や不正投票に関する偽情報を伝える2本の動画について、国民に警告。そのうちの1つの動画はFBIが作ったような形になっており、5つの刑務所の受刑者により不正投票が行われたと、嘘の主張をしていたという。(了)
出典元:METRO:US polling stations hit by wave of bomb threats linked to Russia(11/5)