グーグルとマイクロソフトも、トランプ氏に1億円を寄付
グーグルとマイクロソフトが、他のIT企業に続き、トランプ氏の大統領就任式基金に、それぞれ100万ドル(約1億5000万円)を寄付した。
大統領就任式の基金に寄付
グーグルは1月6日に、トランプ氏の大統領就任式基金に100万ドルを寄付したことを認めたという。
グーグルの政府および公共政策担当の責任者である、カラン・バティア氏は、同社が過去にも就任式基金に寄付しており、就任式のライブ配信も行ってきたと主張。
声明において「グーグルは、YouTubeでのライブ配信やホームページへの直接リンクを通じて、2025年の就任式を支援できることを嬉しく思います。就任式委員会にも寄付します」と述べたそうだ。
過去最高額の寄付が寄せられる
マイクロソフトの広報担当者も1月9日、トランプ次期大統領の就任式基金に寄付したことを認めたという。
またマイクロソフトは、2017年のトランプ大統領就任式と、2021年のジョー・バイデン大統領就任式にも、それぞれ50万ドルを寄付したと認めている。
実は、2021年のバイデン大統領の就任式では6300万ドルが集まり、2009年のオバマ氏の就任式では5300万ドル、2013年には4200万ドルが集まったという。
しかし今回、アマゾンやMeta、オープンAI、ウーバー、トヨタなどの大手企業が、トランプ氏の就任式基金に寄付。過去最高の1億7000万ドルの寄付金が寄せられた。
トランプ氏は長年、大手テクノロジー企業と緊張関係にあり、リベラルな意見や、政治的動機によるコンテンツの抑制を非難してきたそうだ。
昨年9月には大統領選挙中、自身に関する否定的な記事を広めたとして、司法省にグーグルに対する刑事告訴を命じると脅した。
しかしトランプ氏が大統領選挙に勝利した後、IT企業は気に入られようとするかのように、こぞって寄付を行うようになったという。(了)
出典元:The Guardian:Google and Microsoft donate $1m each to Trump’s inaugural fund(1/9)