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フィンランドの新大臣に批判の声、IS花嫁の本国送還に関してSNSで投票を実施

フィンランドの新大臣に批判の声、IS花嫁の本国送還に関してSNSで投票を実施

先日、フィンランドで最年少の女性首相が誕生したが、彼女が率いる内閣の財務大臣が、インスタグラムで投票を行い、批判されて謝罪した。

 

謝罪して投稿を削除

 

その財務大臣とは、最近新たに任命されたKatri Kulmuni氏(32)だ。

 

彼女はシリアの収容所にいるIS戦闘員の花嫁になった女性や、その子供らをフィンランドに戻すべきかどうか、といった問題をインスタグラムで問うたという。

 

その投稿では「子供だけを戻すべき」「子供と母親を共に戻すべき」という2つの選択肢が与えられ、ユーザーらが投票を行ったそうだ。

 

しかしこの方法が批判を浴び、Kulmuni大臣はインスタグラムの投稿を削除。ツイッターで謝罪した。(下のツイートの写真は削除する前に投稿されたもの)

 

Twitter/Egan Richardson

10人のIS花嫁がフィンランド国籍

 

実はシリアのal-Hol収容所はクルド人部隊が管理しているのだが、そこにいる10人の女性と30人の子供はフィンランド国籍だという。女性らはISISの戦闘員と結婚し、その後子供らを生んだとみられている。

 

夫となるIS戦闘員は死亡したり、ケガを負ったり、行方不明になっており、すでに複数のヨーロッパの国々が、IS花嫁と子供たちを本国に戻しているそうだ。

 

しかし政治家らはこの問題に直面しており、さまざまな議論が残っている。多くの人々は子供たちが「戦争の犠牲者」であるとの意見で一致をしているが、IS戦闘員と結婚した母親が子供たちに暴力的な過激主義者のイデオロギーを教え込むのではないか、との不安が付きまとっているとか。

 

母子を引き離すことはできない?

 

この傾向はフィンランドでも同じとされ、国家主義の野党で、2番目に大きな政党でもある「Finns党」は、本国に戻すことには反対しているという。

 

このためKulmuni財務大臣は、インスタグラムで皆の意見を聞きたいと考え、今回インスタグラムで投票を行ったと考えられている。

 

フィンランドのPekka Haavisto外務大臣によれば、シリアにいる子供たちは母親と別れて本国に送還させることはできないと語っている。というのも収容所を運営しているクルド人部隊が、母子を引き離すことに反対しているからだ。

 

このため現時点でフィンランド政府は、al-Hol収容所にいるフィンランド国籍の女性らに食料や薬を供給しようとしているが、本国へ戻すことについては積極的に支援をしていないという。

 

ただ内務大臣は、シリアやイラクの戦闘地域へ渡った20人は、すでにフィンランドに戻っていると発言している。(了)

 

 

出典元:BBC:Finnish minister sorry for Instagram poll on IS women(12/13)

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