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全米で再び大規模な反トランプデモ、民主主義に対する脅威と非難

全米で再び大規模な反トランプデモ、民主主義に対する脅威と非難
X_Ann Stumpf

4月19日、全米各地の都市でトランプ大統領に反対する、大規模なデモが再び行われた。

 

海外在住のアメリカ人も参加

 

19日の午後には、ワシントンD.C.やニューヨーク、シカゴで大規模な抗議デモが展開されたという。

 

またロードアイランド州、メリーランド州、ウィスコンシン州、テネシー州、サウスカロライナ州、オハイオ州、ケンタッキー州、カリフォルニア州、ペンシルベニア州でも抗議デモが行われ、その様子がSNSに投稿されて、次々と拡散されたそうだ。

 

海外在住のアメリカ人も、アイルランドのダブリンなどの都市で、抗議デモに参加。彼らは皆、トランプ政権の行動を民主主義に対する脅威と見なし、非難したという。

 

「自由にとって非常に危険な時期」

 

この抗議デモを主催したのは「50501」という団体で、彼らは50州で50の抗議活動を計画しており、今回も400カ所以上で集会が予定されているそうだ。

 

主催者たちは、トランプ大統領への不満を大衆運動へと発展させ、最終的には投票行動へとつなげようとしている。

 

マサチューセッツ州での抗議デモに参加した、トーマス・バスフォード氏(80)は、CBSニュースに対し、アメリカ国民は自国政府からの攻撃を受けていると述べ、「今はアメリカにとって、自由にとって非常に危険な時期だ。時には自由のために戦わなければならない」と語ったという。

 

またフロリダ州ジャクソンビルでデモに参加したサラ・ハーベイ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、「私たちは国を失いつつある。孫たちのことが心配です。彼らのためにやっているんです」と語ったそうだ。

 

今回の主催者は、すでに4回の抗議デモを行っており、2月17日には、トランプ大統領がSNSで自らを「王」と呼んだことに対し、「ノー・キングス・デー」というテーマで抗議デモを行ったという。

 

また主催者は、今回のデモに1100万人の参加を呼びかけており、この数字はアメリカの人口の3.5%に相当するそうだ。

 

「50501」はこの活動を、「民主主義支持、憲法擁護、行政の権限拡大反対を訴える、非暴力の草の根運動」としており、党派性はないと述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Protesters fill the streets in cities across the US to denounce Trump agenda(4/19)

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