全米で再び大規模な反トランプデモ、民主主義に対する脅威と非難

4月19日、全米各地の都市でトランプ大統領に反対する、大規模なデモが再び行われた。
海外在住のアメリカ人も参加
19日の午後には、ワシントンD.C.やニューヨーク、シカゴで大規模な抗議デモが展開されたという。
またロードアイランド州、メリーランド州、ウィスコンシン州、テネシー州、サウスカロライナ州、オハイオ州、ケンタッキー州、カリフォルニア州、ペンシルベニア州でも抗議デモが行われ、その様子がSNSに投稿されて、次々と拡散されたそうだ。
海外在住のアメリカ人も、アイルランドのダブリンなどの都市で、抗議デモに参加。彼らは皆、トランプ政権の行動を民主主義に対する脅威と見なし、非難したという。
HAPPENING NOW: Tens of Thousands of Anti-Trump Protesters are Marching in Midtown Manhattan pic.twitter.com/Ghgkp2gC0A
— Oliya Scootercaster 🛴 (@ScooterCasterNY) April 19, 2025
The people united will
Never be defeated!The April 19 NYC March has not even begun yet and there are SO many people gathered!
Mass mobilization is the way!
#50501 #FightForDemocracy#HandsOff pic.twitter.com/ivOJzWZYaM— ͏Postcards4USA 🟧 (@postcards4USA) April 19, 2025
“Bring him home!” (Garcia)
Demonstrators are seen as they participate in the ‘Hands Off!’ national day of protest and march in Cincinnati, Ohio. Saturday, April 19, 2025. #50501movement #50501 #HandsOff pic.twitter.com/IwILVgM6Ku
— Jason Whitman (@jason_whitman) April 19, 2025
Colorado Springs #50501 pic.twitter.com/DDNGjKSyc9
— 🦅Crinklybum 🇺🇸 (@KWPcrinklybum) April 19, 2025
「自由にとって非常に危険な時期」
この抗議デモを主催したのは「50501」という団体で、彼らは50州で50の抗議活動を計画しており、今回も400カ所以上で集会が予定されているそうだ。
主催者たちは、トランプ大統領への不満を大衆運動へと発展させ、最終的には投票行動へとつなげようとしている。
マサチューセッツ州での抗議デモに参加した、トーマス・バスフォード氏(80)は、CBSニュースに対し、アメリカ国民は自国政府からの攻撃を受けていると述べ、「今はアメリカにとって、自由にとって非常に危険な時期だ。時には自由のために戦わなければならない」と語ったという。
またフロリダ州ジャクソンビルでデモに参加したサラ・ハーベイ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、「私たちは国を失いつつある。孫たちのことが心配です。彼らのためにやっているんです」と語ったそうだ。
今回の主催者は、すでに4回の抗議デモを行っており、2月17日には、トランプ大統領がSNSで自らを「王」と呼んだことに対し、「ノー・キングス・デー」というテーマで抗議デモを行ったという。
また主催者は、今回のデモに1100万人の参加を呼びかけており、この数字はアメリカの人口の3.5%に相当するそうだ。
「50501」はこの活動を、「民主主義支持、憲法擁護、行政の権限拡大反対を訴える、非暴力の草の根運動」としており、党派性はないと述べている。(了)
出典元:The Guardian:Protesters fill the streets in cities across the US to denounce Trump agenda(4/19)