米戦闘機「F/A-18スーパーホーネット」が空母から落下し、海に沈む

X_Boris Alexander Beissner
アメリカ軍の戦闘機が空母から落下し、そのまま海へ沈んでしまった。
「フーシ派」の攻撃を回避中
この出来事が起きたのは4月28日、場所は紅海の沖合とされている。
当時、アメリカ海軍の空母「ハリー・S・トルーマン」は、イエメンの「フーシ派」からの攻撃を避けるため、回避行動をとっていたという。
しかしその時、戦闘機「F/A-18スーパーホーネット」が格納庫から飛び出て、甲板にあった他の車両と共に、海へ落下。そのまま沈んでしまったそうだ。
回避行動中の空母が傾く
そもそも空母は、ミサイル攻撃を回避しようとすると、ジグザグに移動するため、片側に傾くという。
アメリカ海軍は4月28日、「F/A-18Eは格納庫内で牽引中だったが、移動作業員が機体の制御を失った。機体と牽引車両は海中に沈没した」と報告している。
パイロットと作業員は、ジェット機と牽引車両が紅海に沈む前に、飛び降りて無事だったそうだ。
「ハリー・S・トルーマン」は、この中東地域で活動する米空母2隻のうちの1隻で、アメリカ軍は戦闘機や爆撃機、船舶、ドローンを使って、ほぼ毎日「フーシ派」を攻撃している。
また昨年末には、「ハリー・S・トルーマン」から出撃した「F/A-18」が、ミサイル巡洋艦「USSゲティスバーグ」により、誤って撃墜されているという。(了)
出典元:The Guardian:US fighter jet rolls off aircraft carrier as ship reportedly swerves Houthi fire(4/29)