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「ドジャース」が「移民狩り」の被害を受けた人々へ、100万ドルを寄付

「ドジャース」が「移民狩り」の被害を受けた人々へ、100万ドルを寄付
X_Staff Sergeant Johnson

アメリカMLBの「ロサンゼルス・ドジャース」が、被害を受けた移民の家族に対し、寄付をすると発表した。

 

さらなる支援も発表予定

 

現在、ロサンゼルスを含めたカリフォルニア州南部では、「移民・関税執行局(ICE)」の捜査官による、移民の取り締まりが行われている。

 

そして「ロサンゼルス・ドジャース」は6月20日、「移民・関税執行局(ICE)」の取り締まりにより、影響を受けた移民の家族を支援するため、100万ドル(約1億46000万円)を寄付すると発表した。

 

さらに「ドジャース」は、「カリフォルニア・コミュニティ財団」や「ロサンゼルス郡労働連盟」など、移民コミュニティを支援する団体へ、さらなる支援を発表する予定だと述べたという。

 

スタジアムに捜査官が入るのを拒否

 

「ドジャース」の社長兼CEOであるスタン・カステン氏は、次のように述べている。

 

「ロサンゼルスで起こっていることは、何百万人もの人々の間で反響を呼んでおり、影響を受けた人々のために主導的な役割を果たすよう求める声が上がっています。私たちは、資源を投入し、行動を起こすことで、グレーター・ロサンゼルス地域のコミュニティを支援し、その力を高め続けることができると信じています」

 

「ドジャース」は6月19日、「移民・関税執行局(ICE)」の捜査官が「ドジャースタジアム」の駐車場へ入ろうと許可を求めた時、拒否した。

 

この発表を行った後、「移民・関税執行局(ICE)」は、その事実を否定。しかしSNSにはスタジアムのゲート付近でデモ参加者が抗議の声を上げ、やがてICEの捜査官の車が去っていく様子が投稿されていた。

 

この時、「移民・関税執行局(ICE)」の捜査官は、スタジアム内で働く移民を拘束しようとしていたと考えられている。

 

州兵の指揮権維持を認める判決

 

ロサンゼルスでは6月初旬、「移民・関税執行局(ICE)」の強引な捜査手法に反対の声が上がり、大規模なデモが発生。トランプ大統領は、連邦政府の建物などや職員を守るため、カリフォルニア州兵4100人と海兵隊700人を連邦政府の指揮下に置いて、派遣した。

 

その後、連邦地方裁判所は、トランプ氏に州兵の指揮権をカリフォルニア州に返還するよう判断を下したが、連邦控訴裁判所は19日、トランプ大統領がカリフォルニア州の州兵数千人の指揮権を維持することを認める判断を示した。

 

またトランプ氏は、このデモを受けて「移民・関税執行局(ICE)」に対し、民主党が支配する州からの移民を優先的に国外退去させるよう指示したという。(了)

 

出典元:CBS:Los Angeles Dodgers to donate $1 million to help immigrant families impacted by ICE operations(6/20)

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