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アフリカのケニアで、警察がスタジアムにいた数多くの人々に向け発砲し、人々が逃げる恐ろしい瞬間が撮影された。

元首相の死を悼むため人々が集まる

10月15日、ケニアのライラ・オディンガ元首相がインドで亡くなり、16日には遺体がケニアの主要空港に到着した。

その後、オディンガ元首相の遺体は、首都のナイロビにある「モイ国際スポーツセンター」に運ばれ、そこで公開の参列式が行われることになり、多くの市民がスタジアムに集まっていたという。

しかも当時、大勢の群衆がスタジアムの門を突破しようとしたため、警察が群衆に向けて発砲。催涙ガスなども放ったため、多くの人々がスタジアムから逃げ出そうとし、大混乱に陥ったそうだ。その様子がこちら。

Several deaths have been reported in Kenya after police used live fire and tear gas to disperse mourners who had rushed the stadium holding a public viewing of deceased opposition figure Raila Odinga. pic.twitter.com/qrdAl85t41

— Al Jazeera English (@AJEnglish) October 16, 2025

群衆を解散させようとして発砲

地元メディアによれば、警官隊が押し寄せる群衆を解散させようとした際に発砲し、4人が死亡したという。

また著名な人権団体「ボーカル・アフリカ」は、警察官の発砲により、3人が死亡し、遺体が市内の死体安置所に搬送されたと述べている。

まだ現時点では、警察官が実弾を発砲したのか、ゴム弾を使用したのかは、明らかになっていない。

ただ「ボーカル・アフリカ」は、死者が銃弾による傷を負っていたと伝えている。

混乱が収まった後、ケニアのウィリアム・ルート大統領を含む政府高官や関係者は、棺を拝見し、その後、数時間に及ぶ公開参拝が始まったという。

葬儀計画委員会の委員長を務めるキトゥレ・キンディキ副大統領は、16日の夜に記者会見を開いたが、混乱や死者については言及していない。

17日には軍の儀礼をもって国葬が執り行われる予定で、一般市民も参列できるそうだ。（了）

出典元：BBC：At least three dead after Kenya police open fire to disperse mourners of ex-PM Raila Odinga(10/16)