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「欧州と戦う準備はできている」プーチン大統領が発言、和平交渉に進展なし

「欧州と戦う準備はできている」プーチン大統領が発言、和平交渉に進展なし
X_Kate from Kharkiv

12月2日、アメリカの特使らがロシアを訪問したが、会談でプーチン大統領はヨーロッパを非難した。

 

「ヨーロッパと戦うつもりはないが…」

 

アメリカのウィトコフ特使と、トランプ大統領の義理の息子であるクシュナー氏は12月2日、改訂された19項目の和平案を携え、ロシアを訪問。プーチン大統領と会談を行った。

 

会談の冒頭、プーチン大統領はヨーロッパ諸国がウクライナの和平を妨害していると非難。戦争終結に関する「ヨーロッパの要求」は「ロシアにとって受け入れられない」と述べたという。

 

19項目の和平案は、ウクライナやヨーロッパ諸国が受け入れやすい内容に変更されており、外国軍部隊の駐留禁止なども削除されていた。

 

さらにプーチン大統領は、「ヨーロッパが、米政権によるウクライナ和平の実現を妨害している」とし、「ロシアはヨーロッパと戦うつもりはないが、もしヨーロッパが戦いを始めれば、我々は今すぐにでも準備ができている」と述べたそうだ。

 

和平合意に進展なし

 

この会談は5時間行われたが、その後、ロシアの外交政策顧問であるユーリ・ウシャコフ氏は、ウクライナとの和平合意に進展はなかったと述べた。

 

ウシャコフ氏は、会談を「極めて有益で建設的、そして情報に富んだもの」と評したものの、ロシアとウクライナの和平合意における潜在的な領土管理の境界線など、重要な問題で合意には至らなかったと述べたという。

 

さらにトランプ氏とプーチン氏の次回の首脳会談は、近日中には行われないと示唆したそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia ‘ready’ for war with Europe, Putin says, as US peace talks end without progress(12/2)

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