米軍がシリア国内のISISの拠点、70カ所以上を大規模攻撃

アメリカ軍は、兵士2人を殺害された報復として、シリア国内にあるISIS(イスラム国)の拠点を攻撃した。
「大規模な報復攻撃」
アメリカ中央軍によれば、12月19日にシリア中部全域で、ISISの拠点70カ所以上を攻撃したという。
アメリカの政府関係者は、この攻撃について「大規模な報復攻撃」だと述べており、ヨルダンの戦闘機が作戦を支援したと明らかにした。
トランプ大統領もSNSで、シリア政府が今回の空爆を全面的に支持し、アメリカは「非常に激しい報復」を行っていると投稿した。
米州兵2人と民間通訳の1人が死亡
12月13日、シリア中部のパルミラで、ISISの戦闘員とみられる人物らにより、アメリカ軍とシリア軍の車列が襲われ、アイオワ州兵2人と民間通訳の1人が死亡し、3人の米兵が負傷した。
襲撃犯らはその場で射殺されたが、アメリカのトランプ大統領は、報復を行うと宣言。そして今回、シリア中部への大規模な攻撃に踏み切った。
シリア外務省は、ISISとの闘いへの関与を改めて表明し、「シリア領内にISISの安全な隠れ場所を作らない」よう徹底するとともに、今回のアメリカ軍の作戦は、シリア当局と完全に連携していると明らかにした。
アメリカのヘグセス国防長官によれば、今回の攻撃は「IS戦闘員、インフラ、そして武器施設」を標的としており、作戦名は「ホークアイ・ストライク作戦」だという。
またヘグセス国防長官は作戦の詳細を明らかにしていないが、ISISに対する更なる攻撃の可能性を示唆した。
シリアには1000人のアメリカ軍兵士が駐留しており、同地域でのISISの再興を阻止する任務を負っている。(了)
出典元:The Guardian:US launches airstrikes against dozens of Islamic State targets in Syria(12/20)

























