トランプ政権がスターリンクを制限、ウクライナ軍の無人機が使用不可

アメリカのトランプ政権と、スペースX社のイーロン・マスク氏により、スターリンクへのアクセスが制限され、ウクライナ軍が苦境に立たされている。
ウクライナの防空システムにも影響
ウクライナ軍によれば、マスク氏の率いるスペースX社が開発し、アメリカ政府が管理するスターリンク衛星通信システムが14日、一夜にして速度制限され、機能しなくなったという。
これによりウクライナ軍が前線で使用していた、ドローンのほとんどが事実上使用不能になったそうだ。
またロシア軍のジェット推進式ドローンによる空爆を阻止する、最も効果的な防空システムにも影響が出たという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、メディアでのインタビューで、次のように語った。
「彼らは、自分たちのやったことを、間違いなく知っていたはずだ。夜中の1時だったから、スペースXとアメリカ政府がスターリンクを遮断したのだ。この決定は多くの人命損失をもたらすだろう。もちろん、死者が出るだろう」
情報共有も制限か?
実はこの事態に先立ち、ロシア軍により2夜連続で、ウクライナへ弾道ミサイルが発射された際、従来のようにアメリカからの事前警告がなかったという。
アメリカ政府は長年にわたり、ロシア軍の攻撃が行われる前に、ウクライナへ情報を提供してきたが、この事態を受け、もはや情報共有まで制限されているとの憶測を呼んだ。
トランプ大統領は10月13日、記者団に対し、ウクライナとの情報共有が制限されていないとコメント。しかしゼレンスキー大統領は14日、公共放送「NPR」のインタビューで、「軍の顧問らが、アメリカ政府から将来的に情報共有が制限される可能性があると脅迫された」と述べたそうだ。
イギリスのロンドンを訪問中のゼレンスキー大統領は、スターリンク衛星へのアクセスを制限されたことを受け、記者団から、トランプ大統領に個人的に裏切られたと感じているのかと質問され、次のように答えた。
「確かにそうです。しかし、これは私の感情や気持ちだけの問題ではなく、もう少し複雑な問題です。我々が強力なパートナーを失いつつあるのは、残念です」(了)
出典元:The Guardian:Volodymyr Zelenskyy feels ‘betrayed’ by Donald Trump over Starlink access(10/14)


























