指輪にキスされるのは嫌?ローマ法王が何度も手を引っ込める姿がユニーク
ローマ法王が皆から挨拶をされる際、指輪にキスをさせないよう、何度も手を引っ込める場面が撮影された。
キスをしようとする人を拒絶?
その動画が撮られたのは3月25日、ローマ法王フランシスコがイタリアの街、Loretoを訪れた時だったという。
ローマ法王に挨拶をする際は通常、人々はお辞儀をし、指輪にキスをするらしいのだが、動画ではそれができない多くの人が映っていた。
しかもその時、ローマ法王は信者が指輪にキスをしようとすると、わざと手を引っ込めて、決してキスをさせまいとしているように見える。
Pope Francis really doesn't want anyone kissing his ring.
This from today, after Mass … pic.twitter.com/CZUO8ppNfo— Catholic Sat (@CatholicSat) March 25, 2019
113人が列をなして待っていた
もっともこの映像は13分間に及んだ挨拶の1部分を切り取ったもので、10分経った後の場面だったという。
そしてツイッターの映像には写っていないが、最初の方では法王も、挨拶しにくる人が指輪にキスをするのを許していたそうだ。
しかしその場には、113人の修道僧や修道女、教区民もおり、かなり長い列を作っていたとか。
そのため10分を過ぎたあたりから法王は自ら手を引っ込めて、キスをさせないようにし、その結果挨拶のスピードが上がっていったという。
ただしこのおかげで、不幸にも自分の手にキスしてしまった男性もいたそうだ。
この指輪は法王の権威を示すもっとも強力なシンボルで、いつも右手の中指(3番目の指)にはめられているとか。
そして法王が亡くなった後は、統治の終焉を示すため、ただちに破壊されるという。
今回のことは物議を醸しているようだが、それについてはREUTERSが詳しく伝えている。
(了)
出典元:BBC:Pope’s ring-kissing controversy not what it seems(3/26)
出典元:METRO:The Pope really doesn’t want his ring kissed(3/26)