Switch news




人類は宇宙人から監視されている?地球外生命体について科学者が真剣に議論する会議が開催される

人類は宇宙人から監視されている?地球外生命体について科学者が真剣に議論する会議が開催される
Pixabay

我々の暮らす地球の位置する天の川銀河においては、4001個の太陽系外惑星が確認されていると共に、500億以上もの未確認の太陽系外惑星があるとみられている。

 

しかしそれほどの数の惑星が存在していながら、なぜこれまで宇宙人が発見されたことがないのか、ということを疑問に感じたことがある人は多いのではないだろうか。

 

そんな中、宇宙人の存在を前提に、彼らが人類に対して沈黙を保っている理由などを著名な科学者らが真剣に討論する会議が開催された。

 

各界の著名研究者が宇宙人について真面目に議論

 

この会議は地球外生命体へ向けたメッセージの送信などを行ってきた研究機関「Messaging Extraterrestrial Intelligence(METI International)」が主催し、フランス・パリの「シラ化学産業博物館」で開催されたもの。

 

会議は2年に一度開催されるもので、天文物理学や生物学、さらには社会学に心理学、歴史学といった各分野における著名な研究者が集い、“生命体とは何か?宇宙からの視点(What is Life? An Extraterrestrial Perspective)”をテーマに議論が交わされた。

 

その中でも今回の会議においては、宇宙人が沈黙を保っている理由や、“銀河クラブ”への参加に人類が興味を示していることを伝えるためメッセージを送るべきか、宇宙人の知能は人間の知能に匹敵するものなのか、宇宙人は既に地球に到達しているのか、などといったことについて話し合いが行われたという。

 

Pixabay

議論の話題に上った“動物園仮説”とは?

 

「なぜ我々は地球外生命体の発見に至っていないのかという難題については、度々議論されてきたが、このワークショップの独特な着目点においては、多くの参加者が“動物園仮説”と呼ばれ、1970年代に初めて提唱された論争の的となる説明に取り組んだ」と語るのは今回の会議において共同議長を務めたFlorence Raulin Cerceau氏。

 

“動物園仮説”とは地球外生命体の存在に関する仮説の一つで、宇宙には地球や人類の存在について知る地球外生命体による文明社会が存在しており、意図的に我々から身を隠しているとするものだ。

 

この仮説は物理学者Enrico Fermiが唱え、地球外生命体や知能を持つ宇宙人による文明が高い可能性で存在するにも関わらず、人類が彼らと接触できていない矛盾を指摘した“フェルミのパラドックス”に呼応したもの。

 

我々人類が地球外生命体により監視されており、さらには彼らによって守られてさえいるかもしれないことを訴えるこの仮説は、一見荒唐無稽に思える。

 

しかしこれについてMETI Internationalの代表Douglas Vakoch氏は、「おそらく地球外生命体は我々が動物園の動物を見るように、地球上の人類を監視している」と主張。

 

「銀河における動物園の管理者に、一体我々がどのようにすれば正体を現すようにできるというのか?」と疑問を呈する一方、同氏は人類が地球外知的生命体の探査に、より積極的になる必要性を強調。

 

「もし我々が動物園に行った際に、シマウマが突然こちらの目を見て向かい合い、その蹄で素数の数々を数え始めたら、それは我々とシマウマの関係性を完全に変え、さらに我々は応じなければいけないように感じるだろう」と動物園の動物を引き合いに、「力強く意図的で、情報に富んだラジオによる信号を送信することで、地球外生命体に対し同様のことができる」としている。

 

Pixabay

議題に上った仮説は他にも

 

一方、議題に上ったのは“動物園仮説”だけではない。

 

今回の会議においては、“銀河隔離仮説”なる説も議論に上っている。

 

今回の会議の共同議長の一人であるJean-Pierre Rospars氏は、これについて「地球外生命体は、我々が彼らについて知ることは文化的観点から混乱をもたらすものとなりうることを理解しており、“銀河における隔離”を課しているということが考えられる」と説明している。

 

さらに会議においては、宇宙人がどのような身体的特徴を持つかについても議論。

 

しかしこれについては、太陽系外惑星の環境はそこに生きる地球外生命体の生物学的進化に対して影響を及ぼしている可能性が高く、彼らの姿を予測することは難しいとの結論に至ったようだ。

 

Pixabay

 

いずれにせよ、荒唐無稽に聞こえてしまう地球外生命体に関する様々な仮説。仮に地球外生命体がこの広大な宇宙のどこかにいるとしても、人類が彼らと接触できる日はまだまだ訪れなさそうだ。(了)

 

出典:Forbes:Are We In A ‘Galactic Zoo’ Protected By Aliens? Scientists Meet To Investigate The ‘Great Silence’(3/18)

Return Top