UFOとニアミスした米海軍のパイロット、今回初めて衝撃的な体験について明かす
昨年3月、米海軍に所属する戦闘機が未確認飛行物体(UFO)とニアミスしていたとする公式映像が公開されたが、今回初めてパイロットらが当時の体験について語った。
半年以上にもわたり確認されたUFO
UFOとニアミスしていたとの事実を明かしたのは、米海軍に所属する複数のパイロット。
パイロットらによると、UFOが確認されたのは2014年夏から2015年3月にかけてのこと。
当時、彼らはバージニア州最大都市・バージニア・ビーチからほど近い東海岸でのミッションに参加しており、UFOの目撃については彼らの指導的立場にいた人物に対しても伝えたという。
「これらの未確認飛行物体は、一日中そこにいたのかもしれない」と語るのは、10年にもわたる経験を持つパイロットのRyan Graves氏だ。
さらに同じく海軍でパイロットを務めるDanny Accoin氏によると、彼が“確認”したUFOはレーダーにその姿が捉えられていたにも関わらず、カメラや肉眼で見ることは出来なかったという。
Graves氏はこれらのUFOとの遭遇について、米国国防総省と連邦議会に報告を行ったとしている。
UFOの飛行は複数回にわたり映像にも収められており、Graves氏によるとパイロットの中にはUFOと接触しかけた者までもいたという。
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— TechEBlog (@techeblog) June 3, 2019
“極超音速”で飛行、人間の限界を超える操縦も
パイロットらによる目撃されたUFOは外部から確認できるエンジンを持たず、さらには排煙をも行っていないかのように見えたとのこと。
それにも関わらずその高度は3万フィート(約9キロ)ほど、速度はマッハ5.0以上の“極超音速”と呼ばれるスピードで飛行することが可能であったという。
この不可思議さについてGraves氏は、「航空機を飛ばし続けるためには、膨大なエネルギーが必要とされる。我々が確認した(UFOの)速度で12時間飛び続けるというのは、我々が予想した飛行時間よりも11時間も長いものだ」としている。
Accoin氏は目撃したUFOについて、こうも指摘する。
「彼らは我々の周囲を活発に動き回り、我々の存在に気付いているように見えた」
またUFOの操縦についても極超音速での飛行速度を加速させたり、あるいは突然停止したり曲がったりといった、人間の乗務員の身体的限界を超えるかのような飛行が見られたと伝えられている。
未確認飛行物体が侵入する現状に危機感
このような度重なるUFO目撃報告を受け、海軍は今年の初頭、この報告に関するガイドラインをアップデート。空中における不可解な現象や未確認飛行物体との遭遇に際し、その報告の際の手順などを示した。
海軍で広報を担当するJoseph Gradisher氏は、海軍においては多数のUFO目撃の報告が行われてきたことを認める。
複数のケースについては商業用のドローンであった可能性等が考えられるものの、その他のケースについては「我々は誰がこんなことをしているのかわからなければ、追跡するのに十分なデータも持ち合わせていない」と言及。
軍が管理する敷地や空域において、正体不明の飛行物体が侵入する事例が近年相次いでいる事実に対し、危機感を滲ませている。
ただ海軍は宇宙人が米国の空域に侵入しているとは考えていない、としている。
米海軍のパイロットらがUFOを目撃していたという衝撃の事実。彼らが見たものが果たしてなんであったのか、その真実が明かされる日は訪れるのだろうか。(了)
出典:The New York Times:‘Wow, What Is That?’ Navy Pilots Report Unexplained Flying Objects(5/26)
出典:HuffPost:U.S. Navy Pilot Reported ‘Near Miss’ With UFO Off East Coast(5/27)
出典:Live Science:‘Fleet of UFOs’ Followed US Aircraft, Navy Pilot Says(5/29)