テキサス州で大量発生したコオロギ、生で食べる動画が恐ろしい【閲覧注意】
米国テキサス州サンアントニオ市では、3日ほど前からコオロギが大発生し、住人たちが手を焼いている。
市内にあるテキサス大学のキャンパスも、コオロギが溢れる場所のひとつ。大群を前にどうにもできないことに苛立ったのか、10月10日、1人の男子学生が鷲掴みにしたコオロギをムシャムシャと食べた。その動画が投稿され、話題になっている。
大発生3日目で正気を失った
※かなり過激な場面のため、閲覧にはご注意いただきたい。
Dearest Mother,
We are approaching the third day of the cricket plague. What sanity remains is quickly being whittled away. Starving students are now accepting these vile creatures as a source of sustenance. I fear cannibalism is next.
Rowdy have mercy. pic.twitter.com/aU44VcecVH
— Meep Meep Nation (@MeepMeepNation) October 10, 2019
その動画には、学生から母親への手紙を模したこんな文章が添えられている。
親愛なる母上
我々はコオロギ大発生の3日目を迎えようとしています。かろうじて残っていた「正気」も、すぐに削り取られるように消えました。いまや飢える学生たちは、この悪辣な虫どもを、生きる糧として受け入れています。次に来るのは学生同士の共食いでしょう。
悪党に神のお慈悲を
自然条件が揃って大量に生まれた
日本では、イナゴの大群が田畑に襲来して被害をもたらすことが知られている。このイナゴは他の場所から移動して来るのだが、テキサス州のコオロギは移動して来たのでなく、現地で自然に生まれたものだという。
海外メディアの取材を受けた、テキサスA&M大学の昆虫学者・Molly Keck氏はこう話す。
学術的な意味では、コオロギが侵略して来たとは言えません。別の場所から移動して来たわけではないからです。今年は(サンアントニオ市に)コオロギが生まれるのに最適な3条件が、最適な順番で整いました。完璧に揃った条件が、コオロギを大発生させたのです。
3つの条件とは、乾燥した夏、遅れて来た雨期、その後の涼しい気温だそう。
テキサス大学では人がコオロギを食べているが、海外メディアによれば、コオロギに立ち向かう別の方法もあるようだ。同市内の小学校では、飼育しているニワトリを校庭に放してコオロギを食べさせていると報じられている。
Keck氏によれば、市内でのコオロギ大量発生は今後数週間続くとのこと。それから先は自然に消滅していくらしい。
出典元:UPI:Weather to blame for swarms of crickets in San Antonio(10/11)
出典元:KSAT:Man eats handful of crickets on video in San Antonio(10/10)