飛行機がハイジャックされる動画が拡散、航空会社が批判を浴びて釈明
犯人が飛行機をハイジャックするショッキングな動画がSNSで拡散され、航空会社が釈明に追われる事態となった。
動画の投稿に懸念を示す声
その動画とは10月18日にツイッターに投稿されたもの。
そこには銃を構えたハイジャック犯が、機内でキャビンアテンダントや乗客らしき人物を脅す様子が映っている。
また動画には犯人が「もう時間がない。俺たちは乗客を殺し始めるぞ」と叫ぶ、緊迫した様子も映っていた。
この動画はその後、拡散され、3万4000人以上がリツイート。同時に多くの人々が懸念を示し、中には「なぜこのような動画が詳しい説明もなしに、最初にSNSに投稿されるのか」と疑問を呈する人もいたという。
A plane got hijacked with passengers in Mexico hope everyone is safe pic.twitter.com/IHhN43epZC
— Primo (@TheNames_JH) October 18, 2019
テロに対処するために行われた訓練
このためメキシコの航空会社「Interjet」は声明を発表。この映像は10月5日に行われた訓練を映したものだと説明した。
「Interjet」によればこの訓練は、可能性のあるテロの脅威に対処するのに役立たせるために行われたもので、撮影した場所も飛行中の機内ではなく、シウダード・デル・カルメン国際空港だったという。
またこの訓練が政府の3つの部門と共同で行われたため、その後SNSに流出したと考えられている。
もっとも「Interjet」が世間を賑わすのは、これが初めてではない。今年の9月には「Interjet」の女性パイロット、Alí Ximenさんがメキシコシティの中央広場に爆弾を落とすべきだとSNSに投稿し、解雇されたという。
今回の動画を見て多くの人が誤解するほど、かなり真剣に行われた訓練だったとも言えるだろう。(了)
出典元:Mirror:Airline slammed after terrifying ‘plane hijacking’ drill video goes viral(10/21)