攻撃が止むまで死んだふり…女性がカンガルーに襲われ顔に25針のケガを負う
オーストラリアで女性がカンガルーに襲われ、大きなケガを負い、手術を受けた。
犬のリードを放した時に遭遇
その事件が起きたのは、ビクトリア州にある町、Wodongaとされている。
ケガを負った女性の名前は「Dina」さんとしか分かっていない。
彼女によれば、当時は犬を連れて散歩へ出ており、リードを放した時に、大きなオスのカンガルーと鉢合わせをしたという。
カンガルーはDinaさんの後ろ3mから4mほどの所におり、もう一度振り返って背中を向けた時、後ろから攻撃を仕掛けてきたそうだ。
攻撃が止むまで死んだふりを続けた
Dinaさんはその後、地面に押し倒され、足の裏側をカンガルーにに引っかかれ、肉をえぐられてしまう。当時彼女はカンガルーに対抗することができず、ただ引っ掛かれるのが止むのを待つしかなかったという。
さらにカンガルーは彼女の体の上でジャンプをし、強打し続け、もはやDinaさんは死んだふりをするしかなかったそうだ。
そしてもし鉢合わせした時、もう一度振り返っていなければ(カンガルーに背を向けていなければ)、内臓をえぐり出されていたかもしれない、と語っている。
A woman has undergone surgery after she was savaged by a kangaroo near a popular walking track at Wodonga. @CGreenbank9 #9News pic.twitter.com/hlb36Elz04
— Nine News Melbourne (@9NewsMelb) November 18, 2019
乾燥した季節に住宅街へ近づく
その場所には、飼い主に犬のリードを外さないよう求める警告の看板が立てられていたという。
議員のDanny Lowe氏は、犬の飼い主は夏の間十分用心するべきだとした上で、次のように述べている。
「(乾燥した季節になると)食べ物や水の不足が、カンガルーを住宅街へ近づけさせるのです。彼らは野生動物です。自分自身を守ります。彼らは縄張り意識が強いのです」
Dinaさんはその後、病院へ運ばれ足のケガのために手術を受け、顔のケガでは25針も縫うことになったという。
しかし彼女はカンガルーを責めているわけではない。Dinaさんは当時カンガルーがパニックを起こしたのを感じており、自分の犬が攻撃を引き起こしたと考えているそうだ。(了)
出典元:9NEWS:Woman attacked by kangaroo while walking dog(11/18)
出典元:CNN:A woman walking her dog in Australia was mauled by a large kangaroo(11/19)