無人の体育館、掃除しながらハーフコートシュートを無造作にキメる用務員さんがかっこいい
アメリカ・オハイオ州の中学校の用務員さんが、SNSでスーパースターになっている。体育館を掃除しながら、事もなげにバスケのミラクルシュートをキメる姿が、動画で拡散されたからだ。
防犯カメラに映っていたハーフコートシュート
その動画は、オハイオ州Liberty-Benton中学校の体育館に設置された防犯カメラに残っていたもの。最初に投稿したのは、校長のKyle Leatherman氏だ。
動画に登場するのは、無人になった体育館を掃除する用務員のJoe Oriansさん。掃除はほぼ終わり、あとは大きなゴミ袋と掃除道具を持ち去るだけというところ。
Oriansさんは体育館の隅にあったバスケットボールを見つけ、ドリブルしながらコートの中央付近に行き、なんと後ろを向いたまま片手でシュート。ボールが空中にある間に振り向き、成功したのを確認すると、両手を上げて少しだけ喜ぶのだが、すぐさま用具の片付けにかかる。
防犯カメラの録画からこれを見つけたLeatherman校長は、2月5日に、次のようなコメントを付けてツイッターに投稿。これが4日間で33万回以上再生され、メディアにも取り上げられることとなった。
我が校の用務員さんは他校より上だ。防犯カメラしか見ていない無人の体育館を何気なく歩いて行き、曲芸的なシュート。ネット以外何も触れずに入る。
Our custodian is better than yours. Just casually walking through the gym with no one watching but the security camera. Trick shot, nothing but net. @espn @DudePerfect #WeAreLB pic.twitter.com/uxkDKJhG8S
— Kyle Leatherman (@leathermank) February 4, 2021
校長先生は50回やってもダメ
Leatherman校長は、Oriansさんとの雑談の中でミラクルシュートの話を聞いたが、嘘に決まっていると思ったらしい。二人で防犯カメラをチェックしようということになり、探すと映像が見つかったそうだ。
また、「どうしてハーフコートシュート(コートの中央からのロングシュート)なんだ?」と尋ねたところ、Oriansさんは「自分のレイアップシュートはハーフコートシュートと成功率が同じくらいで、どちらも大してよくないから」と答えたとのこと。
校長先生は動画を「数え切れないほど」見て、真似をして「放課後に50回近くやってみたけど、かすりもしなかった」とメディアに話している。(了)
※動画では、フリースローエリアの少し離れた場所からシュートをしているように見えるが、元記事と校長先生の言葉に従い、「ハーフコートシュート」とした。
出典元:WSB-TV2:Back to the net: Ohio middle school custodian nails half-court shot(2/5)
出典元:Mirror:School caretaker goes viral after headteacher spots incredible footage on CCTV(2/8)