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シベリアの山林火災、都市に大量の煙が押し寄せ、住民も屋内に避難

シベリアの山林火災、都市に大量の煙が押し寄せ、住民も屋内に避難
Twitter/Hindustani Suvam

ロシアのシベリア地方で、山林火災が相次ぎ、街にも大量の煙が押し寄せ、住民にも警戒が呼びかけられている。

 

市長も住民に屋内にとどまるよう指示

 

現在、シベリアでは広範囲にわたって山林火災が起きており、北部のサハ共和国では187カ所で燃え続けているという。

 

そして火災から発生した大量の煙が、この地域の51の街、集落を覆っているそうだ。

 

中心都市・ヤクーツクでも7月18日には、大量の煙に覆われ、市長が住民に対し、家の中にとどまるよう指示。さらに空港でも、ヤクーツクを発着する航空便の運用が停止された。

 

異常に高い気温が原因か

 

ロシア当局は、広範囲に渡る火災の原因が、異常に高い気温、そして火を安全に取り扱うルールが守られていないことだと見ている。

 

また先週、ロシア政府は、気候変動も火災が多発する要因になっていると述べた。

 

実は過去数年間、ロシア政府はシベリアの人口が少ないエリアで起きた山林火災には対処せず、人命に関わる危険がほとんどないことから、無視することが多かったという。

 

しかしここ数年、気温が次第に高くなり、森林で発火しやすくなっていることから、山林火災には注意を向けてきたそうだ。

 

このため今週の初めには、80万ヘクタールの火災に対処するため、ロシア軍のヘリコプターが出動。消防士を乗せ、火災現場に派遣した。

 

しかし18日には火災は24時間で10万ヘクタールも拡大し続け、現在もこの地域で、2270人の消防士が消火活動を行っているという。(了)

 

 

出典元:DW:Russia: Wildfires in Siberia prompt smoke warning(7/18)

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