【新型コロナ】イギリスで1日に143人死亡、感染者も再び増加傾向
ワクチン接種が進むイギリスで、新型コロナウイルスに感染して1日に143人が死亡した。
今年3月以来の死者数
イギリス政府は8月10日、過去24時間以内に143人が新型コロナにより死亡した、と発表した。
今年の1月の死者数の多さに比べると依然、低い水準を保っているが、10日の死者数は今年の3月以来の多さになるという。また8月11日には104人が死亡したそうだ。
10日の死者数の増加は、週ごとに報告されるパターンによるもので、実は先週の火曜日と比べて8人しか増えていない。しかし1週間ごとの死亡者数は24%と増加しており、3月以来の高水準となっている。
イギリス政府の発表ではパンデミック以来、累計で13万607人が新型コロナで亡くなっており、国家統計局の別の報告では、死亡証明書にCovid19が記載された件数は、15万5000件となっている。(下の図は週ごとの新規陽性者数と死者数。赤が新規陽性者、白が死亡者数の推移)
新規陽性者も、入院患者数も増加傾向
10日に判明した新規陽性者は2万3510人となり、11日には1日の新規陽性者が2万9612人と増えている。
イギリスでは7月15日に6万681人の新規陽性者が確認され、それをピークに徐々に減少。しかし8月3日には2万1691となり、そこから再び徐々に増え始めているという。
また入院患者数は前週比でみれば減少しているが、全体として増加傾向にあるという。
イギリスでは2回のワクチン接種を終えた人が、人口の75%以上に達している。
ただし特に1回目のワクチン接種のペースは落ちており、全体の接種数はほぼ横ばい状態になっているそうだ。(了)
出典元:METRO:UK records highest Covid death toll in five months(8/10)
出典元:METRO:Another 104 coronavirus deaths reported with 29,612 new cases in UK(8/11)