アメリカの山で「ブロッケン現象」に遭遇、人影の周りに美しい虹の輪が広がる【動画】
アメリカの山で、登山者がちょっと珍しい、美しい現象に遭遇した。
山を登っていると遠くに虹
その登山者とは、Nikki Kleinさんだ。彼女は10月11日、ワシントン州にあるオリンピック国立公園内の「ハリケーンリッジ」と呼ばれる山岳地帯を登っていたという。
やがて一緒に登っていた他の登山者が、ある現象が起きていることに気づき、遠くを指さした。
Kleinさんもその方向を眺めると、少し離れた場所で、太陽光線を受けた人影の周りに綺麗な虹が出ていたそうだ。その様子がこちら。
太陽光線が反射する「ブロッケン現象」
これは「ブロッケン現象」と呼ばれるもので、見ている人の影が遠くに映り、その周りの霧や雲に光が当たって色とりどりの輪ができるという。
ドイツのハルツ山地にあるブロッケン峰に因んで名付けられたが、「ブロッケン現象」は山頂だけでなく、飛行機の影の周りにも現れることがあるそうだ。
Kleinさんは見たときの印象を次のように語っている。
「私はそれを見るために立ち上がりましたが、このような景色は、これまでの人生で見たこともありませんでした。数秒後には消えてしまうと思ったので、できるだけ多くの写真を撮影しました。でも、うれしいことに、それは約30分間も留まってくれ、私と遊んでくれました。(略)私は30年間ハイカーやバックパッカーをしてきましたが、このようなものは決して見たことがありませんでした。それはとても大きな贈り物であり、ご褒美でした」(了)
出典元:Yahoo News:Hiker Captures Bizarre Rainbow Halo Illusion in Washington’s Olympic National Park(10/19)