トンガ沖で地質学者らが海底火山の初期噴火を観測していた!写真を公開
南太平洋に浮かぶトンガ王国の沖合で、先日大規模な海底火山の噴火が起きたが、それより少し前の写真がネットで公開されている。
科学者が船に乗り観測していた
1月15日の午後、トンガの沖合で「Hunga Tonga-Hunga Ha’apai」と呼ばれる海底火山が噴火。各地に津波も押し寄せ、日本でも船などに被害が確認され、多くの人々が夜中に避難を余儀なくされた。
しかし実はそれ以前にも初期噴火が確認されており、トンガの地質学者らは船に乗り、観測していたという。
「Tonga Geological Services」のフェイスブックにはその様子を写した様子など、複数の写真などが投稿されている。
灰やガス、蒸気が高く上昇
下の写真は大規模な噴火が起きる1日前、1月14日に撮影されたもの。
すでにこの時から爆発が起き、大量の灰が上空に舞い上がっていたという。上の写真では、灰とガスと蒸気の柱のようなものが立ち昇り、この幅は5kmにも及んだと考えられている。
また灰とガスと蒸気などは、高度18kmから20kmまで上昇したという。
下は15日の爆発直後にとらえられた、衝撃波の様子。
Dramatic video captures the moment a shockwave from Tonga’s volcanic eruption rips out
👉 https://t.co/TCnbPiAUAi pic.twitter.com/ZObovTyrMA— 1News (@1NewsNZ) January 16, 2022
トンガの詳しい被害状況はまだ不明なままだが、すでに津波などで3人の死亡が確認されたとも言われており、YouTubeにも、上空から撮影された町の様子が投稿されている。(了)
出典元:Yahoo News:Tongan Geologists Observe Earlier Eruption of Hunga Tonga-Hunga Ha’apai Volcano(1/16)