ニューヨーク州でキツネが女性を襲撃、異常な攻撃性の原因は狂犬病か?【動画】
先日、アメリカのニューヨーク州北部で、女性がキツネに襲われ、その映像がネットにも投稿された。
背後からキツネが接近し、襲撃
その映像は家庭用の防犯カメラで撮影されたとみられ、日付は7月25日となっていた。
動画はニューヨーク州北部の町、イサカ(Ithaca)で撮影されたもので、そこには女性が自宅の前で、携帯電話を耳に当てて立っている様子が映っていた。
そこへ背後からキツネが接近。突然、女性の足に咬みつき、何度女性が振り払っても、執拗に攻撃を続けた。その様子がこちら。
捕獲されたキツネは狂犬病で陽性
この動画は当初、CBSハリスバーグ系列局「WHP-TV」の気象予報士、エド・ルッソ氏によってフェイスブックやツイッターなどに投稿されたという。
現在は削除されたらしく動画を見ることはできないが、SNSでは注目を集めた。
ルッソ氏によれば、この女性は彼のいとこで、キツネは最終的に捕獲され安楽死させられたが、検査の結果、狂犬病の陽性反応が出たという。
またルッソ氏はフェイスブックの投稿において、いとこの女性が攻撃された後「すぐに医師の診察を受け」「適切に処置された」と説明している。
さらにキツネはこの女性を襲った直後に、別の人物にも同じことをしかけたが、その際に捕獲されたそうだ。
過剰な攻撃的行動は、狂犬病の可能性
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によれば、キツネはアメリカで狂犬病を媒介するいくつかの種の1つだが、コウモリやアライグマ、スカンクなど他の野生動物に比べれば、件数は少ないという。
保健所のガイドラインでは、これらの動物やペットの過剰な攻撃的行動は、狂犬病の兆候を示している可能性があるとしているが、狂犬病の症状は多岐にわたるそうだ。
狂犬病のウイルスは動物に由来するものだが、噛まれたり引っかかれたりすることで人に感染し、中枢神経系に感染することもあるという。
また狂犬病は脳に到達すると致命的だが、感染後すぐに治療を行えば、通常は治癒すると言われている。(了)
出典元:CBS:Video shows aggressive fox repeatedly attack woman in New York neighborhood(8/24)